小池都知事が言った「ネクストユニコーン」とは何か? その意味と反応を解説
6月29日、「ネクストユニコーン」という聞き慣れない言葉がTwitterのトレンドに入り注目を集めました。これは小池百合子東京都知事が、前日に行われた都知事選オンライン討論会で発したキーワードです。
本記事では「ネクストユニコーン」の意味と、それに対するネット上の反応について解説します。
「ネクストユニコーン」の意味は?
小池都知事は討論会の中で、「Q. あなたが東京都知事に当選したら、4年後の東京の姿はどうなっていますか。ビジョンをお聞かせください」という質問に対し、以下のように発言しました。
5Gについても大きく進めております。デジタル化、まさしく爆速で進めております。それによってネクストユニコーンをうみ育てる東京にしていきたい。また行政のデジタル化によって都民サービスのクオリティ、質を向上させて参ります。稼ぐ東京を作っていく。
東京都知事選挙 討論会 主催:東京JC(該当の発言は16:02~から)
「ネクストユニコーン」を理解するために、まずは「ユニコーン」について解説します。
「ユニコーン(ユニコーン企業)」とは、「企業価値の評価額が10億ドル以上で、未上場のスタートアップ企業」のことを指します。文脈によっては「創業10年以内」や「テクノロジー企業」などの条件が加わることもありますが、簡単に言えば「超有望な未上場ベンチャー企業」のこと。
このような企業の存在は極めて稀なため、伝説上の生き物であるユニコーンになぞらえて、こう呼ばれるようになりました。過去には上場前のFacebookやTwitterが、現在ではイーロン・マスク氏が率いるSpeceXや民泊サービスのAirbnbなどがユニコーン企業の代表格として知られています。
小池氏の「ネクストユニコーン」発言、ネット上はどう受け止めた?
小池氏はこうしたユニコーン企業の存在を前提に、「東京からも次世代のユニコーン企業を生み出していきたい」という考えから、前述の発言に至ったのでしょう。
この発言を受け、ネット上では29日朝から「ネクストユニコーン」が2000件以上ツイートされるなどしてTwitterトレンド入りする事態に。その多くは「言葉の意味が分からない」「得意の横文字を並べているだけ」などのネガティブな反応でした。
小池都知事は以前から「ロックダウン」や「オーバーシュート」など、カタカナ語を多用する傾向があり、批判の声が上がっていました。政策の本質的な評価とは異なるかもしれませんが、「万人に理解できる言葉で広く自分の考えを説明する」という点を重視する有権者は多いようで、今回の件も同様の受け止められ方をしているようです。
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