7月1日、東京ディズニーリゾート（TDR）が約4カ月ぶりに開園し、大きな話題となっています。

　東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2月29日に各施設の休業を決定。当初は4月20日以降に再開予定としていましたが、緊急事態宣言の延長などを受けて延期が続いていました。

　再開初日の7月1日。TDRには開園と同時に再開を待ち望んでいた多くのゲストが来場。SNSには早速、久しぶりのアトラクションなどを楽しんだ感想が寄せられています。

　今回は、TDRに来園していることを表すハッシュタグ「#TDR_now」とともに投稿されたツイートを中心に、ネット上の反応を調査しました。

「#TDR_now」の評価は？

「#TDR_now」の盛り上がりは？

　7月1日の0時から14時までのトレンドです。開演2時間前の6時くらいから関連ツイートが増え始め、開演直後の8〜9時に最も盛り上がりました。その後も、ゲストたちの感想ツイートなどが相次ぎ、引き続き注目を集めています。

ソーシャルディスタンスの徹底など運営スタイルが変化

　今回の再開にあたり、運営スタイルに少し変化が見られました。訪れたゲストからは「食事中にマスクを保管する紙でできたマスクケースがもらえます」「パンギャラクティックピザポートの注文がセルフに変更されました」「ソアリンの近くに自販機できました。交通系ICなどが使えます」「待機列は、印の位置に2人まで並ぶ形になっていました」といった声が聞かれました。

　ショーやパレードの演出も、一部が変更されているようです。「ごあいさつ」を見たゲストによれば、「ミッキーたちもソーシャルディスタンス保ってました」とのことです。この点について「仕方ないけど切ない」と寂しがる人も多いですが、一方で「ミニーちゃんのハートと投げチュー見て負けじと全力でやるミッキーかわいい！」と、新たな演出に感激する声も聞かれました。

　その他にも「大事なお知らせ。城の裏のミッキーがいません……」「ザンビ、外で立ち飲みできる」など、さまざまな対策が取られているようです。

開園前には、加賀美会長によるサプライズスピーチも

　そうした対策を徹底して迎えた開園前、ゲストが入場を待つ中、1つのサプライズがありました。オリエンタルランド代表取締役会長兼CEO・加賀見俊夫さんのスピーチが流されたのです。

「オリエンタルランドの加賀美でございます」というアナウンスが聞こえると、ゲストからはどよめきとともに拍手が起こり、「感動した……」「泣きそう」「涙腺大崩壊した……」など、感動の声が止まりませんでした。

キャストの「おかえりなさい」に感涙するゲストたち

　そして、入場したゲストを迎えたのは、キャストの「おかえりなさい」。温かい言葉に「キャストさんの”おかえりなさい”に1人で泣いてる……」「号泣」「少し涙ぐみながら手を振ってくれる姿に感動した」など、多くのゲストが感涙を流しました。

　SNSにもその模様を撮影した写真や動画が多く投稿され、現地に行けなかった人たちから「おかえりなさい動画で休憩中に泣きそう」「動画を見て泣きそうになってる」「来月は行きたい……！」といった声が聞かれました。

　まだまだ休園前のにぎわいには遠いようですが、世間が落ち着けば、もっと多くのゲストがTDRを楽しめるようになるでしょう。

　ただ、加賀美会長のスピーチでも「ゲスト・キャストの健康を第一に運営していく」という言葉がありましたが、楽しむ側もソーシャルディスタンスなどをしっかり意識して、みんなで気持ちよく楽しみましょう。

調査概要

調査期間	2020年7月1日
調査対象	Twitter
調査件数	1万2825件（10%サンプリング）
調査キーワード	#TDR_now
調査方法	対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考	実数に近づけるため件数を100%に補正