「吉田兼好も嫌がってた」「酔っ払いと絡みたくない」若者中心に『忘年会スルー』賛成

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会社の飲み会に出たくない! という人たちの思いが、ネット上で「忘年会スルー」というワードとともに爆発しています。Twitterで、ハッシュタグ「忘年会スルー」を調べてみると、多くの人が「忘年会に出たくない」という思いとともに使っていました。

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「忘年会スルー」ネガティブな反応70%超

 SNS解析ツールによるツイートの解析結果、71.3%が「忘年会スルー」と一緒にネガティブなツイートをしています。

  さらにその年齢層を調べてみると、84.8%が10~20代であることがわかりました。

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「お金払って無駄話聞きたくない」忘年会出たくない理由

  忘年会に出たくない理由として多くの賛同を得ているのが「上司の無駄話を聞きたくない」という意見でした。その他にも、「50~30代に話がつまらない奴多い」や「飲み会にお金を使うなら仲のいい人と行きたい」「酔っ払いと絡みたくない」といった声が見られました。

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「仕事上の人間関係構築に必要」とする声も

  大多数が忘年会をスルーしたいようですが、一方で、「会社の飲み会嫌いだけど、仕事でミスした時に飲み会で構築した人間関係に救われた」や「いざとなった時に業務を超えて助けてくれるのは、業務を超えた関係を持ってる友人だけ」という意見もあり、業務外でのコミュニケーションも必要だとする声も見られました。

  一方で、こういった場でのアルコール・ハラスメントや、上司に気を使わなければならないのが嫌だという声も見られ、「 酔っ払って馴れ馴れしくデレデレしてくる男たちが嫌 」という経験を語ったツイートも。

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「700年前から変わってない」吉田兼好が徒然草に記した「アルハラ」

 忘年会スルーが流行する中、日本三大随筆「徒然草」の175段に注目が。徒然草の筆者・吉田兼好も「飲み会に行くのが嫌なわけじゃなく、嫌な奴と飲みに行くのが嫌なのだ」「無理な飲酒を強要する奴は地獄に落ちろ」と書いていたと話題になっています。

 これに対しTwitter上では、「700年前から変わっていない?」など、日本社会にはずっと「アルハラ」があったという主張が。日本人の「飲み会に参加しなければならない」という風潮をなくしたいとの声が目立ちました。

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調査概要

調査期間2019年12月9日~12月13日
調査対象Twitter
調査件数8126 件(10%サンプリング)
調査キーワード「忘年会スルー」
調査方法対象期間のTweetを「クチコミ@係長」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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