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物価高の波が続く中、全国の主要都市では賃貸住宅の家賃にも大きな動きが見られています。今回は、アットホームが発表した「2025年5月の賃貸募集家賃」に基づき、ワンルームや1Kなど“シングル向け”(30平方メートル以下)のマンションを対象とした「前年同月比の上昇率ランキングTOP10」を紹介します。
データは東京都23区をはじめとする全国13エリアの主要都市を対象に、マンションの平均家賃を分析。前年同月と比べて家賃がどれだけ上昇したのかに注目し、変化率の大きい順にランキング化しました。平均家賃が「月いくら」なのかとあわせてご覧ください。
なお本ランキングは、2025年6月時点で公開されているアットホームの公表資料をもとに作成しています。
(出典元:全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2025 年 5 月)|アットホーム調べ)
第2位:福岡市 8.7%(5万7269円)
地方都市の中でも急成長を続ける「福岡市」が第2位にランクイン。人口流入や再開発の進展が著しく、天神エリアを中心とした再開発「天神ビッグバン」やウォーターフロント開発が注目されています。中心市街地の利便性が高まり、若年層を中心に移住者も増加傾向にあります。
こうした背景により、賃貸住宅の需要も上昇。シングル層向けの物件にも価格上昇圧力がかかり、前年同月比8.7%という大幅な伸びにつながりました。平均家賃は5万7000円台と都市部としては依然手頃ですが、今後も価格動向に注意が必要です。
第1位:千葉県 8.8%(7万879円)
前年同月比8.8%の急騰で第1位となったのは「千葉県」。都心へのアクセスが良いエリアが多く、特に市川市・船橋市・浦安市などの東京寄りの地域で人気が高まっています。近年はテレワーク普及の影響もあり、都心通勤圏ながら住環境の良い千葉県が再評価される動きが続いています。
その結果、需要の高まりが家賃水準に反映され、シングル向け物件でも7万円を超える平均家賃となっています。周辺エリアに比べればまだ割安感はありますが、東京23区の“代替地”として注目が集まり、今後も地価や家賃の上昇が続く可能性があります。
マンションの単身者向け賃貸ランキングは、以下よりご覧ください!
第10位:名古屋市 0.3%(6万304円)
第9位:東京都下 1.8%(6万230円)
第8位:神戸市 3.4%(6万132円)
第7位:埼玉県 4.4%(6万3931円)
第6位:神奈川県 4.5%(7万1852円)
第5位:京都市 5.2%(5万4878円)
第4位:大阪市 7.3%(6万7747円)
第3位:東京23区 8.4%(10万634円)
第2位:福岡市 8.7%(5万7269円)
第1位:千葉県 8.8%(7万879円)
(出典元:全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2025 年 5 月)|アットホーム調べ)
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