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【しつけ?体罰?】「今後はめちゃくちゃ親の力量問われる」 厚生労働省の体罰防止ガイドラインが物議を醸す ネットでも賛否両論の声

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 「苦痛などを引き起こす行為はどんなに軽いものでも体罰に該当する」── 2019年12月3日、厚生労働省は親から子へのどの様な行為が「体罰」にあたるか具体的にするガイドライン素案を示しました。このガイドライン素案に、ネット上では賛否両論が飛び交っています。

 体罰を禁止する「改正児童福祉法」は2020年4月に施行予定です。

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ネガティブな反応が7割超え

 SNS分析ツールで「体罰禁止」「ガイドライン」の2単語を解析したところ、75.6%がネガティブな反応だと示されました。今回提示されたガイドライン素案には反対派が多いようです。

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「体罰によらない子育て」のためのガイドライン

 厚生労働省が出したガイドラインの素案では、親が子どもに対する行為のうち「苦痛などを引き起こす行為はどんなに軽いものでも体罰に該当する」と示され、体罰によらない子育ての推進が主張されています。その他にも、

  • これは保護者を罰したり、追い込むことを意図したものではない。
  • 子育てを社会全体で応援・サポートするもの。
  • 体罰は子どもの成長・発達に悪影響を与えることは科学的にも明らかになっている。

 引用元:体罰等によらない子育てのために(素案)

 など、体罰によって子供が受ける悪影響について示されています。

 具体的な体罰の例として、「何度も注意したけど言うことを聞かないので頬を叩いた」「いたずらをしたので長時間正座させた」「宿題をしなかったので夕食を与えなかった」など例があげられています。

 厚生労働省は、今回発表されたガイドラインの素案をもとに、年内に具体的な内容を定めていくとしています。

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「白か黒で完全に分けられない」しつけと虐待を無理やり線引きに「極端すぎる」

 厚生労働省の出したガイドライン素案に対して、反対の声が多数あがっています。しつけと体罰の線引きに対しては、「ケースバイケースで考えるべき」や「白か黒で完全に分けられない」などの意見がありました。

っています。しつけと体罰の線引きに対しては、「ケースバイケースで考えるべき」や「白か黒で完全に分けられない」などの意見がありました。

 また、言葉で叱っても言うことを聞かない子どもの存在に、「言ってわからないなら手を出すしかない」「叩いた後のフォローが大切」など、しつけでの体罰と虐待は違うという主張も。また、子どもがイジメや万引きなどをした場合には、親が罰を与えるべきとして、「虐待は許せないけど体罰禁止法はもっと慎重に」との声も。

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「体罰はなくてもしつけはできる」ガイドラインは妥当であり 「抑止力にもなる」との声

 一方、厚生労働省のガイドラインに対して肯定的には、「叩かれた側はトラウマになる」や「叩くことはしつけではない」と、暴力そのものを否定する意見が多く見られました。

 また、親への支援も必要としながらも、「ガイドラインがあるころで虐待抑止力になる」と考える人もいるようです。

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「親は失敗一発でアウトなのはマズい」子育て環境の改善が必要

 賛否ある中で、子育ての環境に困難を抱いている親たちの存在が指摘されています。「親も失敗を繰り返しながら学んでいける環境が必要だ」という主張が多数見受けられました。さらに、実際問題として、「子どもから目を離さず育てていくのは難しい」や「世間の目が冷ややかである」とった声もありました。

 また、「問題を抱える親はガイドラインを読まないのではないか」という懸念や、「そもそもしつけの方法がわからなくて困っている親もいる」という指摘がありました。

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まとめ

 厚生労働省が出した体罰によらない子育ての推進のためのガイドライン素案へのネット上の反応を取り上げました。子どもの特性は1人1人異なるためガイドラインで線引きするのが難しい、社会全体で子どもを守るためにガイドラインは必要など、様々な立場の意見がありました。

 また、そもそも親が体罰をしてしまう背景には子育てする親への世間の厳しさが存在するという声も挙がっています。

参考資料:体罰等によらない子育ての推進に関する検討会(第3回)

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調査概要

調査期間2019年12月01日~12月23日
調査対象Twitter
調査件数47 件(10%サンプリング)
調査キーワード 「体罰禁止」「ガイドライン」
調査方法対象期間のTweetを「クチコミ@係長」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正
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