『リングフィットアドベンチャー』を探し求める人たち…… その実態を調査してみた
新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、一気に入手困難なゲームとなったのが『リングフィット アドベンチャー』。
自宅にこもるしかない人たちを救う“神ゲー”となった『リングフィット アドベンチャー』を追い求める人々の軌跡を、マーケティング分析サービス「eMark+」で調査しました。
『リングフィット アドベンチャー』の誕生
Nintendo Switch向け体感フィットネスゲーム『リングフィット アドベンチャー』が発売されたのは2019年10月。CMには新垣結衣を起用しNintendoらしく盛大にリリース。Wiiのフィットネス系ゲームが人気だったこともあり、発売と同時に品切れ店舗が続出する快調な滑り出しを見せました。
もともと好調に販売台数を増やしていた人気ゲームは、新型コロナ渦で一気に人気が加速、たちまち市場から消え幻のゲームとなったのです。この動きを『リングフィット アドベンチャー』検索ユーザー数で見ていきましょう。
公式サイトユーザー数はコロナ影響でV字回復
まず『リングフィットアドベンチャー』の公式サイトのユーザー数を確認します。
ユーザー数は2019年10月発売からクリスマス商戦狙いの上昇線を描き、2月にピーク時の半数程度に落ち着きましたが、3月にまた急増。以降はおそらく新型コロナ影響と思われ、2020年4月にはユーザー数が最多となりました。
ちなみに新型コロナにより『リングフィットアドベンチャー』の出荷に影響が出始めたのは2月の始めからで、品薄にも関わらず多くのユーザーが興味を示していたことがわかります。
リングフィット公式サイトに訪れたのはどんな人たち?
次に、Nintendo『リングフィットアドベンチャー』公式サイトに訪問したユーザーの属性について調べました。
性別は6割が男性、20代が最も多く35.9%、続いて30代、40代と続きました。また、子どもがいない未婚者の割合が多いことがわかりました。これらの割合は月別の推移を見ても大きな変化はありませんでした。
リングフィットを検索した人の動き
続いて、『リングフィットアドベンチャー』『リングフィット』のキーワードで情報収集をした人の動向について調べます。
リングフィット検索者数も新型コロナ影響で増加
検索ユーザー数は以下のグラフのとおり、発売月の翌月に急増、その後3月にまた増加し、4〜5月にピークとなりました。公式ページ訪問ユーザーの動きとほぼ同じで、新型コロナ影響を受けていることがわかります。
リングフィットと同時に検索されたのは「抽選」「在庫」など入手方法
『リングフィットアドベンチャー』『リングフィット』と同時に検索されたキーワードは「抽選」「在庫」「入荷」「予約」など入手方法に関するものと、「ビックカメラ」「AMAZON」「ヨドバシ」「ゲオ」など販売店に関するものが上位を占めました。
入手方法を具体的に調べる男性、リングフィットについて情報収集する女性
検索者の属性ごとに傾向を見てみると、年齢層が高い男性は「ヨドバシ」「ジョーシン」「在庫」など購入につながる具体的なキーワード、年齢層が低い男性は「攻略」や「効果」などゲームの“中身”について検索していることがわかりました。ジャンルごとに最速タイムを競う「Real Time Attack(RTA)」への関心が高いのもこの年齢層です。
一方で年齢層が高い女性は「SWITCH」「任天堂」「定価」など、他のユーザー層が検索の目的をピンポイントでキーワード指定しているのに対し、”Nintendoから出ているリングフィットアドベンチャーって?”というように、広い範囲で情報収集している様子がうかがえます。
キーワード検索後は「Amazon」「ヨドバシ.com」に
続いて、『リングフィットアドベンチャー』『リングフィット』検索後にどのサイトへ遷移したのかを調べます。
以下のランキングのように、購入は「Amazon」「ヨドバシ.com」「ビックカメラ.com」「 Joshin webショップ 」が多く選ばれ、また、入手方法についてのまとめサイトもよく見られていることがわかりました。
まとめ
『リングフィットアドベンチャー』の公式サイトおよび検索者数は、2019年10月の発売開始から2月までが前半のピーク、そしてコロナ渦の3月以降に後半のピークを迎えました。
検索者は若年層の男性が多く、よく検索されるキーワードには「抽選」「在庫」「入荷」「予約」など入手方法に関するものと「ビックカメラ」「AMAZON」「ヨドバシ」「ゲオ」など販売店に関するものが上位を占めました。
検索後に遷移したサイトも上記量販店が上位をしめ、同商品の入手に向けてインターネット上で多くの人が動いている様子がわかりました。品薄状態は依然として続いており、価格も定価以上で出回っていたりと、安定供給まではしばらく時間がかかりそうです。
分析概要
全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「eMark+」を使用し、2019年9月〜2020年6月におけるユーザーの行動を分析しました。
※Webサイトのユーザー数はPC及びスマートフォンからのアクセスを集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。
本調査は国内Webサイト・アプリの利用実態が簡単に分析できるSaaS型ツール「eMark+(イーマークプラス)」を用いて行いました。
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