日本庭園の人気ランキングTOP30! 1位は島根県の「足立美術館」! 【2020年度版】
古き良き日本を感じさせる“わびさび”の精神と、静かで厳かな雰囲気がくつろぎの空間を作り出す日本庭園。国内だけでなく、海外にもたくさんの愛好者が存在しています。米国では日本庭園専門誌「数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」も発行されており、同誌では毎年世界各国の専門家により選出された、日本庭園のランキングも発表されています。
そこで今回は、同誌が発表した2020年度のデータを基にした最新版の「日本庭園ランキング」を紹介します。一度は訪れてみたい美しい日本庭園が、日本各地から選出されているので、旅行先の参考にするのも良いかもしれません。それでは、どんな日本庭園が最も多くの評論家から支持を集めたのか、上位の結果を見ていきましょう!
(出典:Sukiya Living Magazine – Shiosai Project)
第3位:皆美館(島根県)
第3位は、島根県の「皆美館」でした。宍道湖を一望できる、創業1300年の歴史を持つ老舗旅館にある庭園で、かねてから多くの文人や著名人に愛されてきました。樹齢300年もの名木が数多く植えられた枯山水式日本庭園と、その向こうに見える宍道湖とのコントラストは格別です。また、庭園や宍道湖を眺めながら過ごせるモダンな庭園茶寮も併設されています。
第2位:桂離宮(京都府)
第2位には、京都府の「桂離宮」がランクイン。江戸時代のはじめ、宮家の別荘として建てられた場所です。戦前、ドイツの建築家ブルーノ・タウトが桂離宮の美しさを高く評価し、国外でも広く知られるようになりました。桂離宮は約2万坪の広大な敷地に、日本庭園といくつもの茶室を有します。月を鑑賞するためにつくられた月見台や、天橋立に見立てた景色も風流ですね。
第1位:足立美術館(島根県)
そして、第1位となったのは、島根県の「足立美術館」でした! このランキングでは、今回で18年連続の1位となっています。同美術館の創設者である足立全康は、「庭園もまた一幅の絵画である」という信念のもと、日本庭園づくりに取り組んだそうです。季節の移ろいを感じられる庭園には、まるで本当に日本画に描いたような風景が広がります。
さらに足立美術館はフランスの旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」の改訂第6版においても「わざわざ旅行する価値がある」として最高評価の三つ星を獲得しています。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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