小泉環境相も使った言葉「ワーケーション」とは何か? その意味と反応を解説

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 7月27日、「ワーケーション」という聞き慣れない言葉がTwitterのトレンドに入り注目を集めました。これは菅義偉官房長官が、政府の「観光戦略実行推進会議」で発したキーワードです。

 本記事では「ワーケーション」の意味と、それに対するネット上の反応について解説します。

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「ワーケーション」の意味は?

 ワーケーションとは「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語で、「休暇として訪れた旅先などで仕事もこなすこと」を意味します。

 菅官房長官は、新型コロナウイルスの感染拡大によって観光産業が危機的状況にあることと、テレワークなどの新しい働き方が広まったことから、ワーケーションのような取り組みを普及推進していきたいという考えを述べました。

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「ワーケーション」の広まり方は?

 直近で「ワーケーション」という言葉が注目されたのは、実はこれが2度目です。前回は約3カ月前の4月末~5月上旬に、小泉進次郎環境大臣が使った言葉として話題になりました。

4月末~5月上旬にかけて一度盛り上がりがある

 当時の報道では、環境省が「国立公園内のキャンプ場などに通信環境を整備し、ワーケーションを促進する」という内容が取り上げられています。

参考:国立公園でテレワークを 環境省、新型コロナの対策(朝日新聞デジタル)

新宿御苑内でも特設テントでワーケーションの体験会が実施された(画像は新宿御苑公式サイトより)

 また、参議院予算委員会では蓮舫議員が「環境大臣に聞きます。ワーケーションって何ですか? 国立公園満喫プロジェクトって何ですか?」と小泉環境大臣に質疑をしています。対する小泉大臣の回答は「ワーケーションとは、ワークとバケーションを合わせた造語、言葉でありまして……」というものでした。

画像は首相官邸公式サイトより
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「ワーケーション」に対するネット上の反応は?

 SNS上で「ワーケーション」に関する反応を調べてみると、「また訳の分からない言葉を使いだしたぞ」「けったいな和製英語」「ヘンテコなネーミング」など、言葉そのものについての意見が多くを占めていました。

 さらに、「それはもはや休暇ではない」「仕事も遊びも中途半端になる」など、ワーケーションという取り組みの実現性と効果を疑問視する声もありました。

 一方で、「遊びながら仕事できるって楽しいし、仕事って本来そういうものでは」「新宿御苑のワーケーション施設、期間限定と言わずずっとやってほしい」など、ポジティブな反応も少数ながら見られました。

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