今回は、総務省統計局が刊行している「統計でみる都道府県のすがた2021」より、小学校教育費の高い都道府県ランキングを発表します。小学校教育費は、公立小学校の学校教育活動のために支出された在校生1人あたりの経費で、文部科学省の「地方教育費調査」のデータをもとにしています。なお、データは2017年度のものです。

　はたして、どの都道府県が上位にランクインしたのでしょうか。さっそく結果を見てみましょう。なお、全国平均は94万3442円でした。

（出典：総務省統計局刊行「統計でみる都道府県のすがた 2021」）

第3位：島根県

　第3位は島根県です。児童1人あたりの小学校教育費は124万6031円で、全国平均を30万ほど上回りました。島根県は、中学校教育費（公立）でも151万5611円で全国2位と上位にランクイン。一方、高校教育費（公立・全日制）では132万9724円で15位と、ややランクダウンしました。

第2位：岩手県

　第2位は岩手県。児童1人あたりの小学校教育費は125万8949円で、全国平均を31万円ほど上回っています。中学校教育費（公立）では143万5933円で、5位と上位にランクイン。高校教育費（公立・全日制）では139万334円で、13位に入りました。

第1位：高知県

　そして第1位は、高知県でした。児童1人あたりの小学校教育費は、2位の岩手県より14万円ほど多い139万6024円でした。中学校教育費（公立）は182万7431円、高校教育費（公立・全日制）は174万1991円で、こちらでも全国1位となっています。

　ランキングの全順位は、次のページからご覧ください。