産地やブランドによって味わいが異なる鶏肉。居酒屋チェーンなどでも有名な地鶏を取り扱う例が増え、全国どこにいても地鶏が楽しめるようになりました。通販に力を入れる産地も多く、思うように旅行に出かけられないなか、ご当地の地鶏を取り寄せて旅をしているような気分を楽しんだ人がいるはずです。

　今回、ねとらぼ調査隊では「鶏肉がおいしい都道府県はどこ？」というテーマでアンケートを実施します。まずは「日本三大地鶏」の産地である3つの県を紹介します。

秋田県

　「比内地鶏」の産地としても知られている秋田県。比内地鶏は秋田県北部の比内地方の地鶏と軍鶏の交配で生まれたと考えられており、江戸時代からの歴史を持ち、地元の有志によって生産を維持してきました。赤みが強くクセになる歯ごたえが特徴で、秋田の郷土料理「きりたんぽ鍋」にも欠かせない食材です。

愛知県

　愛知県で生産される「名古屋コーチン」も、日本三大地鶏のひとつです。旧尾張藩士の養鶏家が、尾張地方の地鶏と中国から輸入された「バフコーチン」を交配してつくった鶏で、明治時代半ばから愛知県が育種改良を担当。卵をよく産み、肉もおいしい鶏として評判になりました。コクがありうまみの強い肉と黄身が濃厚な卵が特徴で、親子丼や焼き鳥など、さまざまな料理に使われています。

鹿児島県

　 鹿児島県では全国的に評価の高い地鶏が数種類生産されており、なかでも有名なのが「さつま地鶏」。天然記念物でもある薩摩鶏と在来種・ロードアイランドレッドのかけあわせからはじめ、10年をかけて交配を繰り返した末に誕生しました。アミノ酸が豊富でうまみが強い味わいと、歯ごたえのある引き締まった肉質が魅力。溶岩焼きや鳥刺しといった鹿児島グルメに欠かせない食材です。

あなたが一番「鶏肉がおいしい」と思う都道府県は？

　以上3県を紹介しました。あなたがおいしいと思う鶏肉があるのはどの都道府県でしょうか？　みなさんの投票お待ちしています！