毎週木曜日の夜10時に放送される「木曜劇場」。フジテレビのドラマ枠としては、いわゆる「月9」と並ぶ“看板枠”として認知されています。木曜劇場では1984年のスタート以来、社会問題をテーマにした重厚なものから、ミステリーやコメディー、ラブストーリーまで、数々の名作が放映されてきました。

　そこで今回は「2010年以降のフジテレビ系『木曜劇場』で好きな作品は？」というアンケートを実施します。あなたのお気に入り作品にご投票ください！　まずは、2010年以降に放送された木曜劇場の中から、4作品をピックアップして紹介します。

最高の離婚

　「最高の離婚」は、2013年に放送されたラブコメディー。瑛太さん演じる濱崎光生と尾野真千子さん演じる結夏の夫婦は、成り行きで結婚したものの、性格の不一致からケンカが絶えず、離婚を考えるまでに関係が悪化。そんな2人の中に、真木よう子さんと綾野剛さんが演じるもう1組の夫婦が加わり、4人の男女は複雑な人間関係を繰り広げます。

　2組の夫婦の交流やすれ違いを通して、結婚・夫婦・家族とは何かが問いかけられる作品。30代の未熟な結婚観や、離婚がテーマとなっていますが、軽快なタッチでテンポよく進んでいくラブコメ作品として、多くの視聴者に支持されました。

昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜

　「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」は、2014年に放送されたのち、2017年に映画化、さらには韓国でもリメイクされた人気ドラマです。2014年の新語・流行語大賞にて「昼顔」がノミネートされたことからも、放送当時には社会的なインパクトを与えた作品であったことがわかりますね。

　上戸彩さん演じる主人公・笹本紗和を通して、恋で人生を狂わせた男女の姿が描かれています。平凡な主婦の紗和と、斎藤工さん演じる高校教師の北野裕一郎は偶然の出会いをきっかけに、お互い惹かれ合うことに。不倫を軽蔑しながらも、裕一郎への想いを止められない紗和は、葛藤しながらも泥沼へはまっていきます。

グッド・ドクター

　「グッド・ドクター」は、2018年に放送された医療ドラマ。同タイトルの韓国ドラマをリメイクした作品です。山崎賢人さん演じる新堂湊は、自閉症とサヴァン症候群の持ち主。それらの特性を活かし、新堂は医者として奮闘し、成長していきます。難しい役所を見事やり遂げた山崎さんの演技が、視聴者の心を掴みました。

　脅威的な記憶力を持つ新堂は医学部を首席で卒業し、研修医として夢であった小児外科で働き始めます。ところが、病院の慣例や都合などとの折り合いがつけられず、彼は職場でさまざまな衝突を起こすことに。それでも真っ直ぐ子どもたちの命と向き合い成長していく新堂に触発され、周囲の人々の思いや考え方も次第に変わっていきます。

ルパンの娘

　「ルパンの娘」は、横関大さんによる同名の小説シリーズが原作のドラマシリーズ。2019年にシリーズ1が、2020年にシリーズ２が放送され、2021年10月には劇場版も公開されました。主人公である三雲華役を深田恭子さん、華の恋人で刑事である桜庭和馬役を瀬戸康史さんが演じています。

　三雲華は、代々盗みを生業とする「Lの一族」の娘。ところが恋人の桜庭和馬は、代々警察の家系の生まれでした。許されない恋をする2人が、さまざまな困難に見舞われながらもお互いを思い合い、運命に抗う姿が描かれます。個性豊かな登場人物たちのやりとりとコミカルな展開が見どころです。

まとめ

　ここまで、2010年以降に放映されたフジテレビ系「木曜劇場」の中から、4作品を紹介しました。選択肢には、2010年4月放送の「素直になれなくて」から、2021年10月より現在放送中の「SUPER RICH」まで、43作品を用意しています。なお、対象となる期間に放送された続編やシリーズは一つの作品としてまとめています。あなたが一番好きな木曜劇場のドラマにご投票ください。

　また、各作品の魅力や、好きな登場人物・出演者、印象に残っているシーンやエピソードなど、作品に対する熱いメッセージもぜひコメント欄にお寄せください。みなさんのご投票お待ちしています！