多様な働き方の調査研究機関であるツナグ働き方研究所は、全国のアルバイト求職者、16~69歳までの1000人を対象に調査を実施しました。
調査では企業のアルバイト採用において、「通いやすい場所」「安心して働けそう」などの魅力となるポイントから採用ブランド力を集計。そこで得られた結果をもとに「2020年アルバイト採用ブランド力」ランキングが発表されました。
コロナ禍によってアルバイトを探す求職者の意識も変化し、採用ブランド力にも大きく影響を与えていたようです。それでは、コロナ禍におけるアルバイトで人気なのはどんな職場なのでしょうか。
本記事ではランキングの結果を紹介します!
3位:東京ディズニーリゾート
3位にランクインしたのは、東京ディズニーランド(TDL)や東京ディスニーシー(TDS)などを運営する「東京ディズニーリゾート」。前年のランキング7位から大きく順位を上げました。
コロナ禍においては、多くの人で賑わう遊園地やテーマパークの状況は厳しいものがあり、TDL・TDSも一時は休園を余儀なくされていました。しかし、それでも年間数千万人もの来園者を誇るテーマパークの運営企業。やはり、その衰えることのない人気に裏付けられた安定した運営が、アルバイト求職者にとっても“安心して働ける職場”として人気を集めたのかもしれません。
2位:無印良品
2位は良品計画が運営する生活雑貨の小売店「無印良品」。こちらも前年のランキング4位から順位を上げてのランクインです。
もともと生活雑貨業界は、圧倒的な“安全感”や“職場環境の良さ”でランキング上位の常連となっているそうですが、今年は特に“安心して働ける職場”というイメージが人気を呼んだようです。
また、同じ小売店でも、マスクや消毒剤の買い占めが発生するなどしたことで「顧客対応への不安」や「忙しそう」というイメージが広がったドラッグストアなどの生活必需品を扱う店舗に比べて、やはり“安全・安心”という面で人気が勝ったようですね。
1位:ダイソー
栄えある1位となったのは、100円ショップ大手の「ダイソー」でした。先述の生活雑貨業界の人気が高まっているのと同様に、ここ数年アルバイトの職場として「100円均一業界」も人気が高まりを見せているとのこと。その理由は、価格がほぼ100円で統一されていることから、「自分でも働きやすそう」という敷居の低さにあるそうです。
また、100円均一業界の中でダイソーが同業他社を抑えて1位になったのは、全国に約3500店を展開する店舗数の多さが大きな理由に挙げられています。やはりコロナ禍においては“安全に通える身近な職場”として、全国各地に店舗がある大手ならではのブランド力が勝敗を分けたようですね。
ここまで、「2020年アルバイト採用ブランド力」TOP3を紹介してきました。
新型コロナウイルスによる影響が続く中、アルバイト探しのキーワードは「安全」「近場」「短時間」であるとのこと。この傾向はどうやらしばらくは続きそうです。このほかにはどんな企業の人気が高かったのか、気になる方は次のページからTOP10をご覧ください。
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