魅力的な「世界の都市」ランキングTOP20! 1位は「ロンドン」、東京は何位?【2021年版】
2008年から毎年発表されている「世界の都市総合力ランキング」。これは日本の民間シンクタンク「一般財団法人森記念財団 都市戦略研究所」が、世界の主要48都市を対象に、「経済」「文化・交流」「研究・開発」「居住性」「環境」「交通アクセス」の6分野で複眼的に評価し、順位付けした世界初のランキングです。
都市政策や企業政策にも活用されており、NHKなどの全国的なメディアでも毎年報道され注目を集めています。細かく見ていくと70以上の評価項目があるのですが、今回ご紹介するのは全ての評価項目を合算した「総合ランキング」です。世界の大都市が名を連ねる中、日本の都市はTOP3入りすることができるのでしょうか?
(出典元:森記念財団「世界の都市総合力ランキング(Global Power City Index)2021 」)
第3位:東京
第3位は東京です。東京オリンピックが開催された我が国の首都は、特に「居住」の項目で順位を伸ばしたほか、「経済」「文化・交流」「研究・開発」で4位、「交通アクセス」で5位と、多くの項目で安定的に上位にランクインしました。
懸念すべきは「経済」の指標で、3位の北京との差が広がっているうえ、5位の香港、6位のチューリッヒとはかなりの僅差でした。やはり長年の経済低迷の影響が、都市としての力にも大きく影響し始めているということでしょう。
第2位:ニューヨーク
第2位はニューヨークでした。ニューヨークは本ランキングで常にトップ争いをする大都市ですが、今回の調査では「コロナ禍」の影響を最も受けてしまった都市と言えそうです。
「経済」「研究・開発」といった分野では5 年連続首位を誇るものの、「交通アクセス」や「居住」などの項目で大幅ダウン。「就業環境」の指標も下落してしまっており、コロナ禍によっていろいろな弱点があらわになった状況が、調査結果から読み取れます。それでもまだまだ総合2位の指標を持つ地力はさすが、といったところです。
第1位:ロンドン
第1位はロンドンでした。ロンドンは本ランキングで1位を連続して獲得している、総合力世界一の都市と言えます。特に「文化・交流」の項目が圧倒的で、他の主要項目である「経済」「研究・開発」「居住」「交通アクセス」などでも軒並み上位にランクイン。まさに総合力で圧倒する巨大都市と言えるでしょう。
しかし、指標は全体的に低下傾向にあるようです。主な要因は、コロナ禍の影響と、イギリスのEU離脱による経済的な変化にあるようです。これまでの発展の蓄積により未だトップレベルの指標を誇るものの、中国や東南アジア、ヨーロッパなどの経済的な勢いのある都市に猛追されている状況は、東京と似ていますね。コロナ禍を経てロンドンやニューヨークといった大都市がどのように変化していくのか、注意深く見守っていきましょう。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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