総務省の行った令和2年(2020年)国勢調査によると、神奈川県の人口は約923万で、東京都に次いで第2位でした。人口増加率も全国で3位となっており、首都圏の一角として存在感が増しています。
そこで今回は国勢調査の結果をもとに、神奈川県内で人口の多い市区町村をランキング形式でご紹介しましょう。なお、今回のランキングでは、政令指定都市の3市は「区」単位に分かれて、ランキングされています。
出典:e-Stat「令和2年国勢調査 男女別人口-全国,都道府県,市区町村(2000年(平成12年)市区町村含む)」
第3位:横浜市港北区(35万8530人)
第3位は横浜市港北区で、35万8530人という結果でした。横須賀市とは対照的に、横浜市北部は東京へ通勤する人のベッドタウンとして人気があり、区の東部と西部には緑豊かな住宅地が広がります。
また、区内には東急東横線をはじめとするさまざまな路線が乗り入れており、首都圏や県内へのアクセスが抜群。東海道新幹線の停車駅である新横浜駅の周辺には、高層ビルや商業ビルが集まり、平日でも多くの人でにぎわいます。まさに横浜市の中心部といえるでしょう。
第2位:横須賀市(38万8078人)
第2位は横須賀市でした。人口は38万8078人です。約43万人を記録した92年以降、緩やかな人口減少が続いています。人口減の指標である「自然増減(出生数から死亡者数を引いたもの)」はマイナス傾向。横須賀市を含め県南部は、県北部と比べて東京へアクセスしづらい点も要因と考えられます。横須賀市は総力を挙げて「結婚・子育て世帯」向けに定住政策を推進しているところです。
第1位:藤沢市(43万6905人)
第1位は藤沢市でした。人口は43万6905人です。政令都市の3都市を区単位で分けたことで、藤沢市がトップとなりました。
相模湾に面した湘南地方の中心地で、観光やレジャーが盛んな所として知られます。大学が多い街としても有名ですね。一方で、県北部を中心に自動車工場などが集まっており、工業地帯としての一面も。JR東海道線沿線沿いでは、工場跡地での再開発やスマートシティ事業の誘致など、官民一体となった新たな取り組みが行われています。
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