2021年12月15日から2021年12月22日までの間、ねとらぼ調査隊では「名前がかっこいいと思う『東京メトロ南北線』の駅は？」というアンケートを実施しました。

　今回のアンケートでは計798票の投票をいただきました。ご投票ありがとうございます！　さっそく第3位に選ばれた駅名から見ていきましょう。

第3位：白金高輪

　第3位は「白金高輪」でした。得票数83票と、全体の10.4％の票を獲得して3位にランクイン。「しろがねたかなわ」ではなく「しろかねたかなわ」と、濁点がつかないのが正しい読み方です。

　高級住宅街があることでも知られる「白金」と「高輪」の地名を合わせた駅名。「白金」の地名は、江戸時代に土地を開いた柳下上総介が、大量の銀（しろかね）を所有しており「白金長者」と呼ばれていたことが由来とされています。

　また「高輪」は、戦国時代の軍記物語の中で「高縄原」という地名で登場。「高台のまっすぐな道」を意味する「高縄手道」という言葉がもととなっており、かつては「高名輪」「高畷」などさまざまな表記があったそうです。どこか歴史の古さを感じさせる、かっこいい駅名ですよね。

第2位：溜池山王

　第2位は「溜池山王」でした。得票数は144票と、全体の18％の票を獲得して2位にランクイン。こちらの駅名も2つの地名を組み合わせたもので、「溜池」はかつて江戸城の外堀を兼ねた上水源として設置された人工の「溜池」があったことに由来する地名です。また「山王」は、江戸三大祭に数えられる「山王祭」が行われる「日枝神社」がルーツとなっています。こちらも江戸の名残を感じる駅名となっており、語呂も良いためつい声に出して読みたくなる駅名ですよね。

第1位：王子神谷

　そして第1位は、「王子神谷」でした。得票数は145票と、全体の18.2％の票を獲得して1位にランクイン。「王子」と「神谷」の合成駅名である王子神谷駅は当初、駅付近の神谷堀に架かっていた神谷橋の名前から取って「神谷橋駅」となる予定だったといわれています。

　「王子」の地名は、古くからこの地にある「王子神社」が由来とされています。また「神谷」は、周辺でカニが獲れたことから古くは「蟹庭（かにわ・かには）」と呼ばれていたという説があります。両者はたまたま近くにあった地名ですが、それが掛け合わさった「王子神谷駅」という駅名には「王子」と「神」が入っているからか、どこか威厳のあるイメージを持ちますよね。

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