「日本の世界遺産」ナンバーワンを決めよう! あなたが一番好きなのは?【アンケート】
2020年9月時点、日本国内には19件の世界文化遺産と4件の自然遺産、合計23の世界遺産があります。歴史を証明する遺跡、未来に残していくべき景観や自然など、いずれの世界遺産も、唯一無二の価値を持っています。実際に訪れた際、その魅力と、存在感に圧倒された人は多いのではないでしょうか。また、一度は行ってみたい! と思っている世界遺産もあると思います。
そこで今回、ねとらぼ調査隊では「あなたが好きな日本の世界遺産は?」というアンケートを実施します。あなたが「行って良かった」「いつか行きたい」と思う世界遺産を教えてください! まずは足を運びやすく、人気の世界遺産10件を解説付きで紹介します。
厳島神社
広島県廿日市市にある厳島神社は、1996年12月に登録された世界文化遺産です。海の入り江に鳥居や社殿が建設され、数ある神社の中でも珍しい様式になっています。社殿の背後は、名峰・弥山がそびえ、自然が豊か。海岸線に沿って美しい景観を作り出しています。
原爆ドーム
広島県広島市に位置する原爆ドームは、厳島神社と同じく、1996年12月に登録されました。かつては物産陳列館の建物として利用されていましたが、原爆の投下にともない、大破・全焼しました。奇跡的に倒壊を免れ、戦争という人類の過ち、原爆の恐ろしさを後世へと伝える役割を担っています。
古都京都の文化財
古都京都の文化財は、1994年12月に登録されました。京都府京都市・宇治市および、滋賀県大津市に位置する17の寺社が含まれています。各史跡は、794年~1868年に築造され、京都が日本の首都となっていた時期の伝統や、生活様式を物語る世界文化遺産です。レンタサイクルなど、自転車を使って巡ると古都の名残を感じられる街並みも楽しめます。
姫路城
1993年12月に登録された姫路城は、兵庫県姫路市に所在しています。白色の壁を基調とする外観、高い石垣が特徴的。その美しい白壁から、白鷺城とも呼ばれ、17世紀初頭の城郭の様子が顕著に表れています。日本の城郭建築の代表格と言えるのではないでしょうか。
法隆寺地域の仏教建造物
法隆寺地域の仏教建造物は、姫路城と同じく、1993年12月に登録されました。奈良県生駒郡に位置し、世界最古の木造建築物が多数あります。中でも、法隆寺西院と法起寺三重塔は、初期の仏教建築様式に理解を深められる貴重な場所です。
白川郷・五箇山の合掌造り集落
1995年12月に登録された白川郷・五箇山の合掌造り集落は、岐阜県北西部と富山県南西部の豪雪地帯に形成されています。両地域では、過酷な生活環境を乗り越えるため、古くから合掌造りの民家で暮らしてきました。錦秋の時候には、日本の原風景を堪能できます。
日光の社寺
1999年12月に登録された日光の社寺は、栃木県日光市にある徳川幕府の聖地です。最大の見所である東照宮は、徳川家康を祭る霊びょう建築です。シンボルマークとなっている陽明門は、2017年に大規模な修復作業が完了し、今まで以上に優雅な彫刻の数々を味わえるようになりました。
古都奈良の文化財
古都奈良の文化財は、1998年12月に登録されました。奈良が首都の役目を担っていた時代の遺構とともに、宗教都市として栄華を誇っていた時代の寺社が含まれています。大半の建物は、12世紀に中国の建築技法を使って再興され、和と中華のテイストが見事に融合しています。
知床
2005年7月に登録された知床は、北海道東部に所在する自然遺産。知床半島は、手つかずの状態の自然資源が残存し、希少な動植物が生息しています。勇壮な大地の息吹とともに、生物多様性を肌身で感じられる絶好のスポット。
富士山-信仰の対象と芸術の源泉
富士山一帯は、平安時代から山岳信仰の風習が培われる一方、和歌や絵画の源泉となっていました。多様な文化に影響を及ぼしている点が評価され、2013年6月に世界文化遺産になりました。
その他
世界遺産は、日本ならではの風土と文化を満喫できる特別な場所です。それゆえに、私たち日本人だけでなく、海外の人々にも感動を与えています。今回解説付きで紹介した日本の世界遺産は、全部で10件。もちろん投票対象には、残り13の日本が誇る世界遺産もリストアップしています。
下のアンケートより、ぜひ思い入れが強い日本の世界遺産にご投票ください。またその際、その地に対するメッセージや、思い出などをコメントしていただけると嬉しいです! よろしくお願いします。