9月16日、日産自動車が人気スポーツクーペ「フェアレディZ」の新型モデルのプロトタイプを公開しました。

　フェアレディZは、1969年に初代S30型が登場して以来、スタイリッシュなデザインやスペックなどが評判を呼び、世界中に多くの“Zファン”を生み出しました。

　今回発表された次世代モデルは、S30のデザインを踏襲しつつ現代風にアレンジされたシルエットや、スポーツドライビングをより楽しめるように設計されたインテリアデザインなどが特徴。伝統を引き継ぎつつ、最先端の技術を搭載した車種となっています。

「フェアレディZ」の評価は？

「フェアレディZ」の盛り上がりは？

　9月16日の0時から14時までのトレンドです。8時ごろから少しずつ注目を集め、11時に日産自動車の公式Twitterアカウントから情報がリリースされて大きく盛り上がりました。

「ノーズ長いモデルかっこいい！」「6MT素晴らしい」などファン熱狂！

　プロトタイプの発表直後から、SNSにはファンを中心に反響が続々と寄せられました。その多くは「近未来的な感じがして好き」「スタイリッシュでゴツくないのがいい」「歴代のデザインを継承したところ大好き」などポジティブなもので、新車種への期待が高まっています。

　特に往年の車種を継承したデザインは高い評価を得ており、「240型を彷彿とさせるデザイン！　ノーズの長いスタイルカッケー！」「z32のテール好きなのと、リアのフェアレディZエンブレムと、シンプルなグリルが好み」といったコメントが寄せられています。また「素晴らしいのは6MTを用意することを明言したこと」「6MTがあるのが嬉しい」など、6速MTモデルな点も好評です。

「顔が好みじゃないかな……」「グリルが真四角なのは残念」など、気になる点がある人も

　一方で、「顔が好みじゃないかな……見慣れてないだけ？」「子供のころに憧れたフォルムが復活して、リヤのデザインも良いと思うけど、フロントマスクが気に入らない。やっぱりへこんだ丸目がZのアイデンティティだと思う」など、気になる点がある人もいるようです。

　特に多くの人が違和感を抱いたのが、グリルのデザイン。「グリルが気になる以外はおおむね好き」「グリルが真四角なのがちと残念」「全体的なデザインはZの継承が感じられて好感を持てるけど、真四角のグリルがどうも気持ち悪い」といった声が聞かれます。

　また車の“顔”であるフロントデザインにも、「フロントデザインだけが残念だ、後ろは結構いいのに……」「残念な顔とお尻……あくまで私の好みですが」といった反応が寄せられました。全体的なデザインは好印象という一方、顔だけは気になるという人は少なくないようです。ただ、中には「フェアレディZの新しい顔、カポーンてしててかわいい」など、むしろ好きという人も見られます。

「外観だけならスープラより好き」など、トヨタのライバル車との比較も

　またライバルであるトヨタ自動車のスポーツカー「スープラ」と比較する人も多く見られます。全体的にはフェアレディZを推す声が多く聞かれ、「外観だけで言えば、90スープラより個人的に好き」「デザインはマジで最高。さらにいいのは、スープラに無かったマニュアルモデル！」「ええやん。スープラより好き。ゴテゴテしてなくて、フォルムが薄くて低い」といった反応が寄せられています。

　トヨタ派の反応としては、「トヨタ派アンチ日産の俺でも新型フェアレディはカッコいいと思ってしまう……」「トヨタ派の自分としても昔からフェアレディZだけは一目置く存在」といった反応が見られました。また「トヨタがスープラ。日産がフェアレディZ。後はホンダだな」「個人的には早くマツダにもRXシリーズ作って欲しい」と、自動車業界全体の盛り上がりを期待する声も寄せられています。

調査概要

調査期間	2020年9月16日
調査対象	Twitter
調査件数	2万1494件（10%サンプリング）
調査キーワード	フェアレディZ
調査方法	対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考	実数に近づけるため件数を100%に補正