「ブドウ」を多く生産している都道府県ランキング! 1位は「長野県」【10aあたり / 2020年データ】
日本人にとって古くからなじみがある果物のひとつ、「ブドウ」。近年では国産ブドウのみを使用する「日本ワイン」の原料としても注目されていますよね。今回は、農林水産省が公表している「令和2年産日本なし、ぶどうの結果樹面積、収穫量及び出荷量」より、ブドウの生産がさかんな都道府県ランキングを紹介します。
なお、このランキングは結果樹面積(果実を収穫できる果樹の面積)に対して、どれくらいの割合でブドウを育てているかを示す「10aあたりの収量(kg)」を比較したものです。面積あたりのブドウ収量が多い、すなわちブドウの実りの豊かな都道府県はどこだったのでしょうか。さっそくTOP3から見てみましょう。
(出典:農林水産省|令和2年産日本なし、ぶどうの結果樹面積、収穫量及び出荷量)
第3位:青森県(1150kg)
第3位は青森県です。2020年のブドウの10aあたり収穫量は、1150kgとなっています。
青森県では、鶴田町、南部町、平川市などでブドウの栽培が盛んに行われています。主力の品種は「スチューベン」で、小粒のブドウながら甘みが強く、酸味とのバランスが取れた味が魅力。糖度が高いことから貯蔵性にも優れており、2月ごろまで出荷できるのが強みです。また、昔ながらの黒ブドウ「キャンベル・アーリー」もさかんに育てられています。
第2位:岡山県(1220kg)
第2位は岡山県。ブドウの10aあたり収穫量は1220kgです。
岡山県といえば、なんといってもマスカットでおなじみ。なかでも「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の栽培の歴史は長く、なんと130年以上前の1886年にまでさかのぼります。「晴れの国」と呼ばれるほど日照時間が長く温暖な気候を活かし、いち早く温室栽培を採用したことで、甘くてジューシーなマスカットの生育に成功しました。そのほか、「ニューピオーネ」「シャインマスカット」などの品種も積極的に生産しています。
第1位:長野県(1410kg)
そして第1位は、長野県でした。ブドウの10aあたり収穫量は、2位を200kg近く上回る1410kgです。
長野県は昼夜の温暖差が激しいため、ブドウやリンゴなど果物を育てるのに適した環境。そのため、古くからブドウ栽培が行われてきました。そんな長野県では、食べごたえのある「巨峰」や長野県オリジナル品種の「ナガノパープル」、またワイン用のブドウなど、さまざまな種類のブドウが育てられています。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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