「2040年の人口減少率が低い」都道府県ランキング 1位は「沖縄県」【2017年度推計】
1967年に1億人を超えた日本の人口は、2008年をピークに減少に転じています。国立社会保障・人口問題研究所によると、2050年ごろには1億人を下回ると予想されていますが、各都道府県でどれくらいの人口が減少することになるのでしょうか?
そこで今回は、2017年度における「将来推計人口」と2020年の「国勢調査」のデータをもとに、2020年の人口と2040年の推計人口を比較したとき、人口の減少率が低いと予想される都道府県ランキングを紹介します。
※各順位()内の数値は「令和2年(2020年)国勢調査」の人口データに対し、2040年の人口(推計値)の割合を示したものです。
(出典:国立社会保障・人口問題研究所 「将来推計人口」、総務省統計局 「令和2年(2020年)国勢調査」)
第3位:愛知県(6.3%)
第3位は愛知県でした。人口減少率は6.3%となります。
愛知県は、2020年の国勢調査によると754万人を超す人口を擁する地域となっており、全国第4位の人口を誇ります。しかし、同県では2020年10月1日から2021年9月30日までの間に2万6407人が減少しており、2040年には約707万人になると推計されています。
第2位:東京都(2.1%)
第2位は東京都でした。人口減少率は2.1%となります。
東京都の人口は、2040年に約1376万人になると推計されています。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の流行や、それに伴うリモートワークの推進により、今後は地方移住が加速し、より速いスピードで人口が減少していく可能性も。総務省統計局によると、東京都への転入超過数(転入者数から転出者数を差し引いた数)は、2019年度が8万3455人であったのに対し、2020年度は7537人となっており、東京都への人口移動は縮小傾向にあります。
第1位:沖縄県(1%)
第1位は沖縄県でした。人口減少率は1%となります。
2020年の国勢調査によると、沖縄県の人口は146万7480人。2040年には、145万2321人になると推計されています。 同県は2020年の合計特殊出生率(15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの)が1.86で全国1位となっているほか、全国で唯一出生数が死亡数を上回っています。この傾向が続けば、人口の減少はよりゆるやかになるかもしれませんね。
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