地方自治法4条1項に基づき、各都道府県の条例で定められている都道府県庁所在地。都庁、道庁、府庁、県庁が置かれる場所であり、行政の中心地となっています。

　今回ねとらぼ調査隊では、総務省統計局の国勢調査を参考に、人口が多い都道府県庁所在地のランキングを作成しました。さっそく、ランキングの内容を確認してみましょう。なお、東京都庁については「東京都庁の位置を定める条例」により都庁所在地が新宿区西新宿二丁目と定められているため、新宿区としてカウントしています。

（出典元：e-Stat「令和2年国勢調査　男女別人口－全国，都道府県，市区町村（2000年（平成12年）市区町村含む）」）

第3位：名古屋市（233万2176人）

　第3位は名古屋市でした。人口は233万2176人。名古屋は愛知県の県庁所在地であり、世界的なネームバリューを持っている都市です。名古屋駅や栄駅などの周辺が発展している一方で、住宅街も数多くあります。都市単体としての機能の高さはもちろん、東日本と西日本を繋ぐ「交通の要所」としても重要です。

　名古屋市は観光地としても有力で、高い集客力を持っています。名古屋城をはじめとした城郭・砦や、熱田神宮などの寺社仏閣が充実しており、毎年多くの人々が訪れる都市です。

第2位：大阪市（275万2412人）

　第2位は大阪市でした。人口は275万2412人です。名前の通り大阪府の県庁所在地で、政令指定都市でもあります。西日本を代表する都市であり、関東以外の県庁所在地では最も人口が多い場所です。戦後のピーク時（1965年）には、300万人を超える人々が居住していました。

　経済はもちろん、観光スポットとしても非常に有名です。大阪城や海遊館、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンといった人気観光地も大阪市に所在しています。

第1位：横浜市（377万7491人）

　第1位は横浜市でした。人口は377万7491人です。言わずと知れた日本を代表する港町であり、県庁所在地かつ政令指定都市として知られています。中華街や県庁、元町などで栄える「中区」を中心に18区で構成。第2位の大阪市（275万2412人）を100万人以上上回っており、圧倒的な数値で1位となりました。

　市内の多くが住宅地で占められ、山間部が少ないため人口が多くなっています。横浜市の特徴は、何と言ってもみなとみらいのようなお洒落な港町。西洋ロマンを感じさせる街並みなど、魅力的なスポットが盛りだくさんです。

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