「鹿児島県」の人口の多い街ランキングTOP30! 1位の「鹿児島市」に次ぐ2位は?【2020年版】
九州南部に位置する「鹿児島県」。温暖な気候を生かした野菜や果物といった農作物の生産や、食用の豚や鶏、牛などの畜産も盛んです。江戸時代には薩摩藩があり、幕末には西郷隆盛や大久保利通などを輩出したことでも有名ですね。
そんな鹿児島県の人口は、2022年1月1日時点で約150万人。市町村別に見ていくと、どのような分布となっているのでしょうか? そこで今回は、総務省統計局が公表している「令和2年 国勢調査」の結果をもとに、「鹿児島県の人口の多い街ランキング」を紹介します。
(出典:総務省統計局「令和2年国勢調査 男女別人口-全国,都道府県,市区町村(2000年(平成12年)市区町村含む)」)
第3位:鹿屋市(10万1096人)
第3位は「鹿屋市(かのやし)」でした。人口は約10万人です。大隅半島の中央部に位置しており、周辺地域では古くから行政・経済・産業の中核を担ってきました。温暖な気候と自然豊かな環境を活かした第一次産業が盛んな街で、なかでも肉用の牛や豚、カンパチなどの産出額は国内トップクラス。これらの食材を活用した六次産業化にも積極的に取り組んでいます。
鹿屋市によると人口は減少傾向にあり、2015年に公開した「鹿屋市人口ビジョン」によると2040年には9万人を下回ることが予想されています。そのため市では、減少傾向を抑えて人口構成のバランス化を図るため、出生率を高め若者を中心とした転入者を増やすことなどを課題に挙げています。
第2位:霧島市(12万3135人)
第2位にランクインしたのは「霧島市」で、人口は約12万人です。鹿児島県のほぼ中央部に位置し、県内の市町村で2番目に広い総面積を持つ霧島市。2005年に国分市・溝辺町・横川町・牧園町・霧島町・隼人町・福山町の1市6町が合併し誕生しました。
鹿児島空港が位置しているため、高速道路や鉄道、主要な幹線道路などの交通整備がなされている街で、他の街に比べて高齢化率も低くなっていますが、その人口は合併後も減少傾向にあります。市では人口減少と超高齢社会への対応を課題に掲げ、利便性の高いコンパクトなまちづくりなどを目指しています。
第1位:鹿児島市(59万3128人)
そして第1位は、県庁所在地の「鹿児島市」でした! その人口は約59万人となっており、県内人口の約37%が集中しています。そんな鹿児島市ですが、人口は減少傾向にあり、対して鹿児島市のベッドタウンとして人気の姶良市は人口が増えています。
そこで鹿児島市では、「鹿児島市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略」の改訂版を2021年に作成。若い世代を中心とする人口流出の抑制や、生涯にわたって生き生きと暮らせるまちづくりなどを推進することで、2060年の将来人口は51.5万人程度になると見込んでいます。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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