2001年から2010年に『月刊少年ガンガン』にて連載された荒川弘さんの人気作『鋼の錬金術師』。錬金術が存在する世界を舞台に、兄のエドワードと弟のアルフォンスが失った体を取り戻すために旅をするダークファンタジーです。キャラクターの魅力もさることながら、死生観やクローン問題といった壮大なテーマをベースに描かれた作品で、連載終了から10年以上経った今でも根強い人気があります。

　また、『鋼の錬金術師』は2021年7月12日に20周年を迎えており、原画展の開催や新作映画などの新プロジェクトが始動しています。そこで、2022年の1月17日から1月24日の間に、ねとらぼ調査隊では「あなたが一番好きな鋼の錬金術師のキャラは？」というアンケートを実施しました。

　今回のアンケートでは、総数4313票の投票をいただきました。たくさんのご投票ありがとうございます！　それでは、結果を見ていきましょう。

第3位：リザ・ホークアイ

　第3位は542票を集めた「リザ・ホークアイ」。ロイ・マスタング大佐の部下として軍部に所属しており、金髪にブラウンの瞳を持った容姿端麗な女性です。冷静沈着で、感情を表に出すことが少ないですが、引き取り手のいない子犬を引き取ったりなど、根は優しいキャラクターです。非常に優れた狙撃手であり、その実力とホークアイの姓から「鷹の眼」という異名を持ち合わせています。

　また、マスタング大佐とは軍部に所属する以前からの知り合いで、上司と部下以上の絆で結ばれた関係性はファンの間でも非常に人気です。「リザさんのカッコ良さには誰にも勝てない」など、クールビューティーなリザを支持するコメントが寄せられました。

第2位：エドワード・エルリック

　第2位は703票を集めた「エドワード・エルリック」。本作の主人公で、通称エドと呼ばれています。長い金髪と小柄な体格、右腕と左足に鋼の義肢をつけた少年です。国家錬金術師の資格を持ち合わせており、鋼の義肢をつけていることから「鋼」の二つ名を持ちます。性格は意地っ張りで悪知恵が働くなど、子どもっぽい面がある一方で、弟思いで意志が強く、芯がしっかりしています。

　印象的なセリフも多く、読者もハッとさせられた瞬間が多かったのではないでしょうか。また、「どのキャラも素晴らしいけど、やっぱりエドが一番です。さまざまな壁にぶち当たりながらも、必ず立ち上がり前へと進む姿は本当にカッコイイ」といったコメントも寄せられており、主人公・エドの人気ぶりがうかがえます。

第1位：ロイ・マスタング

　栄えある第1位は727票を集めた「ロイ・マスタング」でした。「焔」の二つ名を持った国家錬金術師であり、軍部の大佐を務めています。酸素濃度を調節し、発火布で作られた手袋から発火させることで対象物を燃やす錬金術は非常に強力。罪のない民衆を殺める無意味な戦争に絶望し、国を変えるために大総統の座を狙っており、固い信念と自己犠牲の精神を持ち合わせた人物です。

　性格は非常に仲間思いであり、親友を殺された際は犯人を見つけ出すために激昂した一方で、目的達成の為には手段を選ばないという冷たい部分も垣間見えることがあります。コメント欄には「読み返す度にマスタングが好きになる」などの声も寄せられており、読めば読むほど魅力を感じるキャラクターです。

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