レンズから入った光の像を内部の反射鏡を用いてファインダーに投影させる機構を持った一眼レフカメラ。その一眼レフから「反射鏡」を取り除き、イメージセンサーの映像を直接モニターやファインダーに投影するようにしたカメラが、ミラーレス一眼です。コンパクトで取り回しがしやすく、高性能なミラーレス一眼は、現在デジタルカメラの主流となってきています。

　そこで、ねとらぼ調査隊では、2020年8月29日から9月24日まで「あなたの好きなミラーレス一眼メーカーはどこ？」というアンケートを実施。主要なメーカー9社の投票対象から好きなメーカーを選んでいただき、それ以外は「その他」からコメントをいただきました。

　その結果、総数1939票もの投票をいただきました。また、好きなカメラメーカーへのコメントも多く寄せられました。ありがとうございます！

　深い愛着やこだわりを持つカメラ愛好家も数多くいる中、最も票を集めたメーカーはどこだったのでしょうか。ランキング結果を見ていきましょう！

TOP3は？

　まずは上位のメーカー3社を紹介。上位3社だけで、投票総数の7割近くを占める結果となりました。

第3位：FUJIFILM（フジフイルム）

　第3位となったのは「FUJIFILM（フジフイルム）」。投票数は382票で、得票率は19.7%でした。

　長年フィルム製造を手がけるとともに自らも数々の傑作カメラ＆レンズを生み出してきたFUJIFILM。デジタルの時代となった現在でも、フィルム製造のノウハウを活かした色の再現性や、鮮やかな色表現が高い人気を呼んでいます。

　コメントでも、その“色”に魅入られた方が多かったようで、「色作りについてはフジが一番」「作例見て富士フィルムにした。富士の色が最高だった」という声が見受けられました。

第2位：SONY（ソニー）

　第2位となったのは「SONY（ソニー）」。投票数は454票で、得票率は23.4%でした。

　長年にわたってビデオカメラなどを製造してきたこともあり、デジカメの心臓部であるイメージセンサーについては他社に並ぶ者はいないほどのノウハウを持つSONY。フィルム時代からデジタル黎明期に活躍したコニカミノルタから、「αシリーズ」のブランドを継承したことで、次第にカメラメーカーとしても大きな成長を遂げました。

　コメントでも「イメージングセンサーのリーディングカンパニーとしての側面も持ってるソニーがやっぱり強い」とSONYならではのセンサー性能に言及するコメントや、「α使いの自分的にはSONY一択。ミノルタから続く由緒あるブランド」と長年のαファンの声も聞かれました。

第1位：OLYMPUS（オリンパス）

　そして、2位のSONYをなんと1票差でかわして第1位に輝いたのは「OLYMPUS（オリンパス）」でした！　投票数は455票で、得票率は23.5%となっています。

　老舗カメラメーカーの一つであるOLYMPUSは、それぞれフィルム時代から続くブランドである本格派の「OM-D」シリーズと、かわいらしいデザインの「PEN」シリーズを主軸に、優れたカメラを数多く生み出してきました。また、Panasonicと共に策定した共通規格「マイクロフォーサーズシステム」を採用し、小型で軽量な機体が人気を集めています。

　コメントでも「旅行が多いのでレンズ含めたコンパクトさは大事」「オリンパスの機能美が好き」といった声が多く聞かれました。また、カメラ事業からの撤退を表明したことで、「売却後はどうなるか分かりませんが頑張って欲しいです」との声もあがっていました。