仕事をせず、教育や職業訓練を受けていない存在である「ニート」。今回はOECD.statのデータをもとに、ニート（15～29歳）の数が少ない国ランキングをお送りします。

※基本的にデータは2020年のものを参照していますが、当該データがない場合についてはデータがある最新年のものを参照しています。
※データがない国は除外しています。

（出典：OECD.stat）

第3位：スウェーデン（7.6％）

　第3位はスウェーデンです。15～29歳のニート率は7.6％。

　スカンディナヴィア諸国（ノルウェー・デンマーク・スウェーデン）は全体的にニート率が少ない傾向にあり、これらの国は幸福度が高いことで知られています。同国のニート率を合わせて考えれば、しっかり働きながらも幸せに暮らしている人が比較的多いのかもしれませんね。

第2位：オランダ（7.2％）

　第2位はオランダです。15～29歳のニート率は7.2％。

　オランダは労働時間差別禁止法を制定し、パートタイムが条件的に不利にならない労働環境を作り上げました。それが功を奏してか、ニート率は低め。パートであっても労働意欲が下がらない仕組みが、ニート率の低さに貢献しているのかもしれませんね。

第1位：スイス（7.0％）

　第1位はスイスです。15～29歳のニート率は7.0％。

　スイスでは、約100年前に労働者のストライキを発端として、被雇用者の労働時間は週48時間とされました。このルールは現在でも大きく変わっておらず、同国のフルタイム労働者の平均労働時間は約41時間です。労働時間が適正であることが、同国のニート率を押し下げているのかもしれません。

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