ホップの苦味や透き通るような喉越しが魅力のビール。世界的に愛飲されている代表的なアルコール飲料で、日本では夏場を中心にビアフェスもさかんです。居酒屋では「取りあえずビール!」という人も多いでしょう。
今回は、「ビールが一番おいしいと思う国」というテーマで人気投票を実施します。お気に入りのビールがある国に、ぜひ1票を投じてください。ここでは、投票の前に3つのビール大国について解説します。
ドイツ
ビール大国といえば、まずドイツを思い浮かべる人も多いでしょう。ドイツ国内には1300近い醸造所と5000種以上もの銘柄が存在するとされ、地域ごとに古くから親しまれているビールがあります。ドイツ発祥で日本でもポピュラーなラガービールをはじめ、上面発酵のヴァイツェン(白ビール)や下面発酵のピルスナーなど、製造方法も多種多様です。
ドイツビールといえば、1516年に制定された「ビール純粋令」も知られています。「ビールは麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」と定めるもので、ドイツでつくられるビールについては現在も適用されていることから、食品に関連する有効な法律としては世界最古とされています。
イギリス
イギリスもいわずと知れたビール大国です。イギリスの街角にあるパブでは、ビールを片手にサッカー観戦をするファンの姿がよく見られます。2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップでも、イギリス人のビール消費量が話題になりました。
イギリスで主流のビールは、常温・短期間で上面発酵させたエールと呼ばれるタイプ。酵母やホップの香りが豊かで、パブでは1パイント(約568ml)やハーフパイントのグラスで提供されるのが一般的です。その複雑な味わいや香りから常温でもおいしく飲めるビールで、冷やさずに提供しているお店も少なくありません。
ベルギー
ベルギーもビールのおいしい国としてよく知られています。ベルギーにはおよそ100以上の醸造所と1500種類以上の銘柄があるとされ、これは九州地方よりも小さいベルギーの面積や、日本の10分の1ほどの人口を考えれば、驚異的な数字といえるでしょう。ベルギービールは日本でも人気が高く、ベルギーのビールだけを対象としたビアフェスもしばしば開催されています。
ベルギービールの特徴は、果汁やスパイスを加えるなど、フレーバーの多様性です。また、グラスも銘柄ごとにさまざまな形のものが提供されており、ベルギーのビール文化に華を添えています。ヒューガルデンをはじめ、シメイやデュベル、レフなどの銘柄があります。
ビールが一番おいしいと思う国は?
選択肢には、ビール醸造のさかんな20の国を挙げました。もちろん、ビールは世界中でつくられているので、もしリストにない国のビールがお気に入りという方がいれば、「その他」を選択のうえコメント欄に国名を記入してください。たくさんの投票はもちろん、おすすめのビール情報などのコメントも心よりお待ちしています!
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