「万引き家族」や「おくりびと」など、世界の名だたる映画賞で評価されてきた日本映画。その功績は日本人俳優の見せる素晴らしい演技があってこそではないでしょうか。

　そこでねとらぼ調査隊では、アンケートサイト「ボイスノート」協力のもと、全国の20～70代の男女を対象に「世界で通用すると思う俳優は誰？」というアンケートを実施しました。多くの人から演技力を評価され、「世界で通用する」と思われているのは誰だったのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう！

第3位：西島秀俊

　第3位は5.2％の得票率で「西島秀俊」さんがランクインしました。1992年にドラマ「はぐれ刑事純情派5」で俳優デビューをした西島さんは、「あすなろ白書」で注目を浴び、その後も映画・ドラマで活躍しています。「きのう何食べた？」で演じた几帳面な弁護士・筧史朗役も記憶に新しいですよね。アニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」では声優としても活躍。難しい役どころもこなす演技の幅の広さが魅力です。

　映画「散り椿」で受賞した第42回日本アカデミー賞・優秀助演男優賞をはじめ、数々の受賞歴がある西島さん。主演を務めた2021年公開の映画「ドライブ・マイ・カー」は、全米映画批評家協会賞・主演男優賞など複数の賞を受賞しており、第94回アカデミー賞の作品賞などにもノミネートされています。

第2位：阿部寛

　第2位は得票率14.5％となる票を獲得した「阿部寛」さんでした。阿部さんは「集英社第3回ノンノボーイフレンド大賞」で優勝し、雑誌『ノンノ』『メンズノンノ』のモデルとして芸能界デビュー。その後、1987年に映画「はいからさんが通る」で俳優デビューを果たしました。当初は189cmの高身長と甘いルックスを活かした二枚目役が多かったですが、2000年にスタートしたドラマ「TRICK」ではコミカルな三枚目キャラを演じ、演技の幅をさらに広げていきました。

　2012年公開の映画「テルマエ・ロマエ」では古代ローマ人役を務め、阿部さんにしかできないような役柄での演技が高く評価され、第36回日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞など数々の賞を受賞しています。日本の映画・ドラマに欠かせない阿部さんの、ハリウッドでの活躍もぜひ見てみたいですよね。

第1位：渡辺謙

　そして全体の25.9％となる票を集めた「渡辺謙」さんが第1位を獲得！　渡辺さんは1984年に「瀬戸内少年野球団」で映画デビュー、1987年にはNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」で主役を務め大ヒットを記録しました。

　日本を代表する俳優として活躍する渡辺さんは、2003年公開のアメリカ映画「ラスト サムライ」での国外映画初出演を皮切りに、「インセプション」「硫黄島からの手紙」など世界へと活躍の場を広げていきました。またミュージカル「王様と私」でブロードウェイデビューを果たし、トニー賞・主演男優賞にノミネートされました。今後も世界での活躍が楽しみですよね！

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