自分が住んでいる地域に主体的に関わり、貢献していく姿勢、またそのことによって生まれる地域へのポジティブな感情のことを「シビックプライド」と言います。地域に対して住民が抱く「愛着」や「誇り」と言い換えてもいいかもしれません。

　そこで今回は「読売広告社都市生活研究所」が発表した「シビックプライドランキング2021」を見ていきたいと思います。調査対象エリアは関東圏（1都6県）、関西圏（2府4県）における人口10万人以上の151自治体。住民に対して「愛着」「誇り」「共感」「継続居住意向」「他者推奨意向」を問うアンケートを行い、その結果をスコア化して集計したランキングとなっています。果たして、どの自治体が上位にランクインしたのでしょうか？

（出典元：読売広告社都市生活研究所「住民が「愛着」や「誇り」を感じる街をランキング『シビックプライドランキング2021』発表」）

第2位：西宮市

　2位となったのは兵庫県の「西宮市」です。兵庫県の南東部、大阪と兵庫のおおよそ中間地点に位置する街であり、大正期から住宅地として開発され独自のライフスタイルが根付きました。近年では全国初となる「環境学習都市宣言」を行い、良好な自然環境を次世代へ残すべく官民で協力して取り組んでいます。

第1位：中央区

　1位には東京都の「中央区」が輝きました。東京23区の中では面積・人口ともに大きな区ではありませんが、日本屈指のオフィス街・繁華街・超高層マンション街がそのなかに詰まっています。そのためか、この調査では「お気に入りの場所がある」「街の散策や散歩をする」「なじみのお店を通じた人づきあいがある」といった項目で高得点を獲得、1位という結果につながりました。

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