「閣僚の平均年齢」が高い国ランキングTOP30 1位は「日本」の62.4歳【2018年版】
日本においては、行政権の担い手として国の政治を取り仕切る「内閣」。内閣は内閣総理大臣や法務大臣などの国務大臣によって組織され、そのメンバーは閣僚と呼ばれています。イギリスなど日本と同様に「議院内閣制」を取っている国をはじめ、世界には内閣に相当する仕組みや組織を設置している国も多く、各国でさまざまな人が活躍していますよね。
そんな国の中枢で働く閣僚の年齢は、国によってどれほどの違いがあるのでしょうか? 今回はOECDのデータをもとに「閣僚の平均年齢が高い国ランキング」をお送りします。
(出典:OECD「Government at a Glance 2021『Average age of cabinet members, 2018』」)
第3位:アメリカ(61.3歳)
第3位はアメリカでした。閣僚の平均年齢は61.3歳です。
アメリカにおける「内閣」は、行政権を持つ大統領に対し助言を与える機関として機能しており、日本の内閣とは少し異なっているのが特徴。また、閣僚は「長官」と呼ばれ、国務長官や国防長官など、さまざまな役職により構成されています。
経済学者としても知られ、2021年に財務長官に就任したジャネット・イエレン氏は、2022年3月時点で75歳。また大統領のジョー・バイデン氏も79歳と、同国では70代で政治を担う人も珍しくないようです。
第2位:韓国(61.8歳)
第2位は韓国でした。閣僚の平均年齢は61.8歳です。
大統領を補佐する立場である国務総理を務める金富謙(キム・ブギョム)氏は、2022年3月時点で64歳。外交部長官・鄭義溶(チョン・ウィヨン)氏は75歳と、韓国も年齢の高い政治家が活躍する国の1つです。韓国では年長者を敬う文化が強いこともあり、政治家の年齢も比較的高齢になっているのかもしれません。ちなみに、3月9日に行われた韓国大統領選挙で当選した次期大統領・尹錫悦(ユン・ソギョル)氏は、現時点で61歳です。
第1位:日本(62.4歳)
第1位は日本でした。閣僚の平均年齢は62.4歳です。
2022年3月時点で、日本の内閣総理大臣を務める岸田文雄氏の年齢は64歳。2021年10月の岸田内閣発足時の閣僚平均年齢は、岸田氏を含め61.8歳となっており、前内閣の発足時よりも上回っていました。なお発足時の最年長は、農林水産大臣・金子原二郎氏の77歳。また最年少は、デジタル大臣などを務める牧島かれん氏で、入閣当時の年齢は44歳でした。
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