マイホームをもつなら40代！　と考える人も少なくないでしょう。新型コロナウイルスの流行によりテレワークが増加している昨今では、大都市を離れて地方へ移住するのも一つの選択肢となっています。そこで今回は、特定非営利活動法人「100万人のふるさと回帰・循環運動推進・支援センター」のアンケート結果より、40代に人気の移住希望先都道府県ランキングを取り上げます。

　この調査は、東京都千代田区にある「ふるさと回帰支援センター」が、相談者やセミナー参加者のうち、新規移住相談カードを作成した人の回答を集計したもの。調査期間は2021年1月5日〜12月26日です。それではさっそく、上位の3県から見てみましょう。

（出典：特定非営利活動法人100万人のふるさと回帰・循環運動推進・支援センター「2021年ふるさと回帰支援センター窓口相談者が選んだ移住希望地」）

第3位：福岡県

　第3位は福岡県です。40代の相談者の7.2％に選ばれました。福岡県は30～50代で4位以内にランクインしており、勤労世代からの注目度が高い県といえます。空港など交通機関へのアクセスに優れ、比較的物価も安い福岡市周辺が人気となっているようです。

第2位：長野県

　第2位は長野県。40代の相談者の7.5％に選ばれました。世代別に見て、長野県が最も高い順位にランクしているのが40代でした。雄大な自然に恵まれ、空気や水のおいしいイメージがあり、老後まで見据えた移住先として関心を集めているものと思われます。また、首都圏以外の居住者が多いセミナー参加者を対象としたランキングでも3位に入り、全国的に移住先候補として認知されている様子がうかがえます。

第1位：静岡県

　そして第1位は、静岡県でした。40代の相談者の12.5％に選ばれました。静岡県は、今回の調査で70歳未満のすべての世代で1位となる結果に。特に東京の窓口相談者を対象とするランキングでトップとなっていることから、首都圏近郊の移住先として高い人気を得ていることがわかります。

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