50代といえば、多くの人が子育ての終盤を迎えたり、老後を真剣に考えたりするころではないでしょうか。そこで今回は、特定非営利活動法人「100万人のふるさと回帰・循環運動推進・支援センター」が発表した2021年のアンケート結果より、50代に人気の移住希望先都道府県ランキングTOP10を紹介します。

　 このアンケートは、東京都千代田区にある「ふるさと回帰支援センター」が、相談者やセミナー参加者のうち、新規移住相談カード（移住希望者アンケート）を作成した人の回答を集計したものです。50代に人気の移住先はどの都道府県だったのでしょうか。さっそくTOP3から見てみましょう。

（出典：特定非営利活動法人100万人のふるさと回帰・循環運動推進・支援センター「2021年ふるさと回帰支援センター窓口相談者が選んだ移住希望地」）

第3位：群馬県

　第3位は群馬県です。50代の相談者のうち、7.1％に選ばれました。40歳代と30歳代のランキングではそれぞれ8位と9位ですが、60歳代では2位、70歳代以上では1位となっている群馬県。全窓口相談者における順位も、昨年の10位から5位に浮上するなど、高年齢層を中心に注目が高まっている様子がうかがえます。

第2位：山梨県

　第2位は山梨県。50代の相談者のうち、7.8％に選ばれました。東京都に隣接し、富士山や南アルプスなど雄大な自然に囲まれた山梨は、人気の移住先ランキング上位の常連県。世代別で見ると、今年はこちらの50代の2位が最も高い順位となりました。首都圏へのアクセスに優れていることから、県では都会に住所を残したままの二拠点居住も推進しています。

第1位：静岡県

　そして第1位は、静岡県でした。50代の相談者のうち、12.5％に選ばれました。今回の調査では、70歳未満のすべての世代で静岡県が1位となる結果に。ただ、東京のセンター窓口相談者で1位となっている一方、各地で開催されているセミナーの参加者では6位とやや差があることから、特に首都圏居住者における関心の高さが浮き彫りとなっています。

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