コロナ禍でテレワークや在宅ワークが広がり、移住を選択する人も増えている昨今。特に30代は、新しい働き方を取り入れつつ、子育てやキャリアアップに適した環境を求めている世代といえるでしょう。そこで今回は、特定非営利活動法人「100万人のふるさと回帰・循環運動推進・支援センター」が毎年発表しているアンケート結果より、30代に人気の移住希望先都道府県ランキング10を紹介します。

　この調査は、東京都千代田区にある「ふるさと回帰支援センター」が、同センターの相談者やセミナー参加者を対象に、2021年1月5日から12月26日にかけて行ったものです。30代に人気の移住先はいったいどこなのか、さっそく上位の3県から見てみましょう。

（出典：特定非営利活動法人100万人のふるさと回帰・循環運動推進・支援センター「2021年ふるさと回帰支援センター窓口相談者が選んだ移住希望地」）

第3位：長野県

　第3位は長野県です。30代の相談者の7.7％に選ばれました。日本アルプスをはじめ雄大な山々に囲まれ、自然豊かな環境の長野県。長野県が運営する移住ポータルサイト「楽園信州」では、条件に合わせて県内の移住先候補を検索したり、さまざまな支援制度について調べたりすることができます。

第2位：福岡県

　第2位は福岡県。30代の相談者の8.4％に選ばれました。福岡県を選んだ内訳を見てみると、30代が最も多くなっています。全窓口相談者を対象にしたランキングでは、2020年の4位から、2ランクのアップとなっています。

　また、ねとらぼ調査隊が昨年実施した「将来移住したい都道府県」の人気投票でも、福岡県は1位となっています。

第1位：静岡県

　そして第1位は、静岡県でした。30代の相談者の14.7％に選ばれました。今回の調査では、70歳未満のすべての世代で静岡県が1位となる結果に。人口が集中する首都圏からほどよい距離にあり、気候が温暖であることなどが人気の理由とみられています。また、県も市や町と連携して、移住フェアやセミナー、出張相談会などを積極的に開催しています。

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