国や地域によってさまざまな特色を持つカレー。日本においても札幌の「スープカレー」や富山の「ブラックカレー」など、メディアで取り上げられ全国で有名になったご当地カレーがたくさんあります。人口が密集している東京においても、神保町や下北沢などカレー店が多く存在している街があるほど、カレーは日本の食文化の一部になっています。

　2022年2月28日から2022年3月6日まで、ねとらぼ調査隊では「カレーがおいしいと思う都道府県は？」というアンケートを実施していました。

　今回の投票では、1343票の投票をいただきました。ありがとうございます！　それでは結果を見ていきましょう。

第3位：石川県

　第3位は「石川県」です。得票数は177票、得票率は13.2％でした。

　石川県のカレーと言えば、「金沢カレー」が有名です。濃厚でドロッとしたルーをたっぷりとかけ、その上に、ソースのかかったカツと千切りキャベツをのせたボリューム満点なカレーです。ステンレス製のお皿に盛りつけられることが多く、先割れスプーンで食べるのが基本スタイルとなっています。コメント欄には「初めて食べたときは、カレーに千切りキャベツが入っていてビックリしましたが、美味しかったです」といったコメントが寄せられていました。

第2位：大阪府

　第2位は「大阪府」です。得票数は191票、得票率は14.2％でした。

　お好み焼きやたこ焼きといったグルメが有名な大阪府ですが、カレーも大人気です。ルーを使用せずに作る、独自性の高い「スパイスカレー」の名店がたくさんあり、大阪を「スパイスカレーの聖地」と呼ぶ人もいるほど。本格的かつ個性的なカレーのほか、大阪では、昔ながらのカレーも味わえます。なかでも、難波にある明治創業の「自由軒」で提供している「名物カレー」が有名です。ごはんとカレーを混ぜ合わせ、その上に生卵をのせたスタイルで、織田作之助の小説「夫婦善哉」にも登場しています。

第1位：新潟県

　そして、第1位は「新潟県」でした。得票数は242票、得票率は18％です。

　さまざまなカレーの名店がある新潟県。万代シテイバスセンター構内にある「万代そば」が提供しているカレーは「バスセンターのカレー」の愛称で親しまれている、新潟県民のソウルフードです。昭和の時代を思わせる、あざやかな黄色いカレーに、赤い福神漬けがたっぷりと盛られています。また、創業約150年の「ホテル イタリア軒」では、新潟最古のカレーライスを味わえます。

　さらに、米どころの新潟県では、カレーに合うお米の品種「華麗舞」を生産。総務省の2021年の家計調査によると、新潟市がカレールウの購入額が長年1位であった鳥取市を抜き全国1位となっており、カレーへの愛が強い県であることがうかがえます。

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