いま最も勢いのある漫画といっても過言ではない『鬼滅の刃』。2020年10月16日にはアニメ「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が公開され、世間を賑わせ続けています。

　特別な呼吸法によって戦うスタイルが人気の『鬼滅の刃』ですが、炭治郎たち鬼殺隊の物語だけではなく、敵である鬼のドラマに感動したという人も多いと思います。鬼は元々人間で、鬼になってしまった悲しいバックボーンは『鬼滅の刃』の魅力の一つです。

　ねとらぼ調査隊では、「あなたが一番好きな『鬼滅の刃』の鬼は？」というアンケートを実施します。今回のアンケートでは現在発売中の原作単行本22巻までに登場する鬼を対象にしています。

　それでは、無限列車編までに出てくる鬼を中心に紹介していきたいと思います。

竈門禰豆子

　かわいい。主人公・竈門炭治郎の妹で、鬼に襲われてしまい、禰豆子自身も鬼となってしまいます。禰豆子は一度も人を食べることなく鬼として生きていきます。人を襲いませんし、炭治郎たちと一緒に鬼と戦うので、鬼として認識しづらいですが、鬼です。

鬼舞辻無惨

　鬼を作り出す元凶。「なぜ私より禰豆子を先に紹介している？　私を一番に紹介してしかるべきだろう」とか言いそう。下弦の鬼に対して異常に厳しい態度を取ったためパワハラ上司としても有名。

狭霧山への道中のお堂にいた鬼

　第2話で登場。禰豆子が鬼となり水柱・冨岡義勇に狙われますが、禰豆子が人を食べない鬼として認められ、育手である鱗滝左近次がいる狭霧山へ向かう道中のお堂で人を食べていた鬼です。禰豆子の蹴りで頭を吹っ飛ばされますが、頭から手をはやして気持ち悪い感じに。炭治郎には「何なんだ頭に腕なんか生やして！！」と思われるくらい気持ち悪いです。

最終選別にいた異形の鬼（手鬼）

　6話に登場。「年号がァ！！年号が変わっている！！」でおなじみの鬼です。鬼殺隊最終選別に使われる山で、長い間生き伸びていた鬼。鱗滝左近次が育てた剣士を多く食っていて、錆兎も食べられました。

炭治郎初任務で出会った異能の鬼（沼の鬼）

　第10話で登場。炭治郎の初任務で遭遇した鬼であり、16歳の女の子を好んで食べる変態鬼です。3体に分裂することができて、炭治郎と禰豆子が協力して倒します。地面の中を「沼」のようにして出入りできます。

浅草で鬼にされた男

　第14話で炭治郎が浅草で無惨と遭遇した際に鬼にされた男です。炭治郎と珠世が出会うきっかけになったり、この男の血気術が役に立ったりと、彼を鬼にしたせいで後に無惨は追い詰められることに。

珠世

　第14話で初登場。「浅草で鬼にされた男」を炭治郎が抑えている所に現れ、炭治郎と協力関係を結びます。胡蝶しのぶと協力して鬼を人に戻す薬を開発したり、鬼に効く毒をつくったり、大活躍します。望まぬ形で鬼にされてしまい無惨を恨んでいます。

愈史郎

　珠世と行動をともにする鬼で、珠世のことしか考えていない珠世大好き鬼男子。珠世が鬼にできた最初で最後の存在です。珠世しか見えな過ぎて禰豆子を醜女（しこめ）と言って炭治郎を怒らせます。

矢印の鬼（矢琶羽）

　第15話で登場。矢印を操る鬼です。炭治郎と珠世を殺すために無惨が仕向けた鬼で、物の進行方向を操作する血鬼術で炭治郎たちを苦戦させます。

毬の鬼（朱紗丸）

　第15話で登場。炭治郎と珠世を殺すために無惨が仕向けた鬼で、毬を使って攻撃してきます。矢琶羽の能力と合わさることでかなり強力に。精神が幼く、珠世の挑発と「白日の魔香」で無惨のことを口外してしまい、呪いにより死にます。

鼓の鬼（響凱）

　第20話で登場。炭治郎が善逸、伊之助と一緒に戦った鬼の一人です。体中に鼓が埋め込まれていて、それを鳴らすことで部屋の間取りを変えることができます。元下弦の陸。炭治郎の「俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった」を引き出した鬼。

舌が伸びる鬼

　第21話で登場。響凱と一緒に人を襲っていて、みんなとはぐれた善逸と遭遇し「ア゛ーーーーッ（汚い高音）」を引き出した鬼。

累

　第29話で登場。下弦の伍。鬼にされ、家族との絆を自ら断ってしまったことで絆に執着し、父・母・姉・兄の役を担う鬼を従えています。炭治郎のヒノカミ神楽が覚醒するも倒せず、助けに来た冨岡義勇によって殺されます。

魘夢（下弦の壱）

　第51話で登場。無惨による下弦の鬼パワハラ会議で生き残った唯一の鬼で、現在上映中の「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」にも登場するキャラクターです。

猗窩座（上弦の参）

　第63話で登場する、初めての上弦の鬼。ひたすら強さを求める鬼で、その過去に涙した人も少なくないはず……。

妓夫太郎（上弦の陸）

　上弦の陸で、妹である堕姫と共に吉原で人を食らい続けています。堕姫は吉原でも随一の美貌を持っていますが、妓夫太郎は自分の顔にコンプレックスを抱いています。家族愛・兄弟愛を描いた『鬼滅の刃』らしい鬼だと思います。

玉壺（上弦の伍）

　鍛冶の里に出現した鬼で、壺を行き来する能力と、水を操ります。第120話「悪口合戦」で、霞柱・時透無一郎と繰り広げた悪口合戦は、ネット上でレスバ（レスバトル、匿名掲示板などで起こるケンカのこと）みたいだと話題になりました。

半天狗（上弦の肆）

　鍛冶の里に出現した鬼で、首を斬られるごとに分裂し、異なる能力を使います。第126話で鬼になる前の記憶がフラッシュバックしたページはさまざまなコラ画像になっています。文学の森の眠り姫は何も悪くない。

童磨（上弦の弐）

　クソ野郎な鬼。宗教の宗主になりすまして女性を好んで食べる。しのぶの姉である胡蝶カナエを殺していて、しのぶやカナヲに恨まれています。（多分）氷雪系最強の血鬼術の使い手。

※2020年10月18日追記：説明文に一部間違った情報がありましたので訂正いたしました。

黒死牟（上弦の壱）

　最強の剣士となるため、技を極めるために鬼となった男で、双子の弟は「始まりの呼吸」である「日の呼吸」を編み出した天才。

　ということで、「無限列車編」までの鬼を中心に上弦の鬼までを紹介してきました。下のアンケート欄には紹介していない鬼もいくつかピックアップしてあります。あなたが一番好きな鬼に投票してください！

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