イギリスの大学評価機関のクアクアレリ・シモンズが、2022年版の「世界大学ランキング」を発表しました。世界99カ国1600以上の大学を対象に、教育研究活動に関するさまざまな項目を評価。総合的に順位づけしたものです。

　「物理学・天文学」のランキングによると、日本の大学では東京大学の10位が最高でした。今回は「物理学・天文学」の中から、日本の大学のみを抽出したランキングを紹介します。

（出典：QS World University Rankings by Subject 2022: Physics & Astronomy）

第2位：京都大学

　第2位は「京都大学」でした。世界の大学を含めると第27位です。東京大学と並ぶ日本の最難関大学の1つであり、自由と調和を基本理念とする京都大学。専門科目を学ぶ前に「教養・共通教育」を幅広く学び、それぞれの科目やコースへと取り組んでいくという仕組みが設けられています。

　京都大学の理学科では5つの専攻に分かれており、「物理学・宇宙物理学専攻」では物性物理学・素粒子物理・原子核物理・宇宙物理などが中心です。「地球惑星科学専攻」では地球物理学分野と地質学鉱物学分野が協力して、地球惑星科学の教育と研究を行っています。

第1位：東京大学

　第1位は「東京大学」でした。世界の大学を含めると第10位です。日本初の近代的な大学として設立された東京大学では、世界的視野をもった市民的エリートの育成を目指しており、リベラル・アーツ教育（教養教育）が重視されています。

　理学部は「物理学」や「天文学」を含めた5つの専攻からなり、10学科で構成。13の附属施設を擁し、人材育成の一環として海外の優秀な学部生を選抜して受け入れる「サマープログラム（UTRIP）」をはじめとした、さまざまなプログラムを開設しています。

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