
【東映不思議コメディーシリーズ】あなたが好きな作品は? 【人気投票実施中】
INDEX
「東映不思議コメディーシリーズ」は、1981年から1993年の12年間にわたって放送されたコメディー仕立ての特撮ドラマシリーズです。原作は仮面ライダーなどでも知られる石ノ森章太郎さんが担当。毎週日曜日の朝に放送されていたので、子どもの頃、楽しみに観ていたという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回、ねとらぼ調査隊では「あなたが好きな東映不思議コメディシリーズは?」というアンケートを実施します。個性的で魅力的な東映不思議コメディシリーズの中で、あなたのお気に入りはどの作品ですか? それではまず、投票対象となる全14作品を解説付きで紹介します。

ロボット8ちゃん
「ロボット8ちゃん」は、記念すべきシリーズ第1作となるロボット特撮ドラマです。宇宙から落下してきた記憶喪失のロボットである8ちゃんが、仲間やライバルたちとドタバタコメディーを繰り広げます。
放送開始当初は視聴率が伸び悩んでいましたが、リニューアルを重ねて高視聴率を獲得。長く続く、東映不思議コメディーシリーズの先駆けとなりました。

バッテンロボ丸
シリーズ第2作となる「バッテンロボ丸」は、前作ロボット8ちゃんの好評を受けて制作されたロボット特撮ドラマ第2弾です。正義の味方を名乗るロボットのロボ丸が主人公で、人間とロボットが共存する町が舞台のドタバタコメディー作品です。
ペットントン
シリーズ第3作の「ペットントン」は、前2作とは異なるもので、前年に公開された映画「E.T.」の影響を受けた作品です。緑色の顔に大きな目、黄色の髪に長い手という特徴的な宇宙生物ペットントンと、ペットントンを飼うことになる畑家を中心に物語が繰り広げられます。
どきんちょ!ネムリン
シリーズ第4作の「どきんちょ!ネムリン」は、シリーズ初の少女が主人公の物語。主人公の少女マコと、ネムリン、ビビアン、モンローの3人の妖精が引き起こすシュールな騒動が繰り広げられました。
妖精のネムリンは着ぐるみではなくパペットで表現されていて、石ノ森章太郎さんのキャラクターデザインに忠実な仕上がりになっています。
勝手に!カミタマン
「勝手に!カミタマン」はシリーズ第5作。少年と神様のカミタマンが引き起こす大騒動が人気の作品でした。主人公の少年が、カミタマンの力で憧れのヒーローに変身するという、ヒーロー番組のパロディになっています。
カミタマンは前作のどきんちょ!ネムリン同様、パペットで表現されていて、小さくかわいらしい見た目をしています。
もりもりぼっくん
シリーズ第6作の「もりもりぼっくん」は、バッテンロボ丸以来となるロボットもの。しかしロボットだけでなく、動物キャラクターもメインで登場しているのが特徴です。ロボットと動物の仲を取り持つために造られたぼっくんが主人公で、ロボットや動物が人間社会で巻き起こす騒動がコミカルに描かれました。
おもいっきり探偵団 覇悪怒組
「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」は、小学5年生の5人組で結成した少年探偵団の活躍と、謎の怪人との対決を描きます。シリーズ第7作となる本作は、これまでの作品とは雰囲気が大きく変わりました。
空想の怪人である魔天郎が現実に現れ、魔天郎からの挑戦を受けながらその正体を探るというストーリー。少年たちの青春なども織り込まれた作品になっています。
じゃあまん探偵団 魔隣組
シリーズ第8作の「じゃあまん探偵団 魔隣組」は、前作の好評を受けて制作された作品。小学5年生の5人組が探偵団を結成し、秘密兵器を駆使しながら、大怪盗ジゴマを追いかけるというストーリーです。作中に登場する秘密兵器はおもちゃとして販売され人気に。また、放送終了後には、前作の覇悪怒組とのクロスオーバー作品となるスペシャル番組も放送されました。
魔法少女ちゅうかなぱいぱい!
「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」は初の実写魔法少女もので、シリーズ第9作。中華風の衣装をまとったヒロインが、魔法でラーメンに変えられてしまった恋人を追いかけて人間界にやってくるというストーリーです。
ヒロインものへの方向転換によって女児の人気を獲得しただけでなく、ヒロインに当時の新進アイドルを起用したことで一般層まで幅広くファンを獲得しました。また、以降は最終作「有言実行三姉妹シュシュトリアン」まで続く「美少女シリーズ」としても知られています。

魔法少女ちゅうかないぱねま!
シリーズ第10作の「魔法少女ちゅうかないぱねま!」は、前作の早期終了によって急遽制作が決まった作品。前作の世界観を踏襲し、失踪した両親を探して人間界にやってきたヒロインが、巻き起こる騒動を解決していく様子が描かれています。ヒロインは、現在もさまざまなテレビ番組で活躍する島崎和歌子さんが演じました。

美少女仮面ポワトリン
シリーズ第11作の「美少女仮面ポワトリン」は、女性アイドルをヒロインに起用した美少女シリーズの3作目となる作品。前作までの中華風ヒロインとは異なり、今作はフランスをモチーフとしています。
主人公の女子高生ユウコが、神様から美少女仮面ポワトリンに変身する力を授けられ、悪に立ち向かうというストーリー。本作は高い視聴率を記録し、シリーズ屈指の人気番組となりました。

不思議少女ナイルなトトメス
「不思議少女ナイルなトトメス」はシリーズ第12作。エジプトをモチーフとした衣装が特徴で、ステッキとオルゴールで悪魔を捕まえるヒロインが描かれています。放送当時、好評を博したことから通常は30分番組のところ、最終回は60分に拡大して放送されました。

うたう!大龍宮城
シリーズ第13作目「うたう!大龍宮城」は、浦島太郎がモチーフとなったストーリーで、タイトルの通りミュージカル仕立ての作品でした。海洋汚染によって被害を受けた竜宮城の乙姫たちが人間界にやってくるというストーリーで、小学5年生の浦島タローの家に居候し、さまざまな騒動を巻き起こす様子が描かれています。

有言実行三姉妹シュシュトリアン
「有言実行三姉妹シュシュトリアン」は第14作にしてシリーズ最終作品。原作の石ノ森章太郎さんが生前に携わった最後のテレビ特撮番組になりました。和服モチーフの衣装で戦闘要素も強めの作品で、制作会社・テレビ局の垣根を超えてウルトラマンと共演し、大きな反響を呼んだことでも特撮ファンの間で知られています。
また、同じ東映制作のスーパー戦隊シリーズ「忍者戦隊カクレンジャー」では花子役の広瀬仁美さんがレギュラー出演していたことから、雪子役の田中規子さんと月子役の石橋桂さんもゲスト出演し、セルフパロディを行ったことでも話題になりました。

まとめ
投票対象の東映不思議コメディーシリーズは、以上の14作品になります。ロボットものから美少女ヒロインものまで幅広い作品があり、長く愛された特撮シリーズでした。また、子どもだけでなく、大人も夢中になれる作品もたくさんありました。
毎回、東映不思議コメディーシリーズを楽しみに見ていたという人は、ぜひお気に入りの作品へご投票をください。また、コメント欄には、各作品に対する当時の思い出や熱い思いなどを書き込んでください。みなさんのご投票、お待ちしています!