「定時制高校の生徒」が多い都道府県ランキング! 1位は「高知県」【2021年版】
2021年度の時点で、日本国内に634校存在する「定時制高校」。朝と昼に授業を行う「昼間二部制」や、夜に授業を行う「夜間定時制」などがあり、生徒のライフスタイルに合わせて通学時間を選べるなど、多様なニーズに対応できる教育体制になっているのが大きな特徴です。そんな定時制高校の生徒は、どの地域に多いのでしょうか?
そこで今回は、文部科学省の「令和3年度 学校基本調査」をもとに「定時制高校の生徒が多い都道府県ランキング」をお送りします。なお、本ランキングは全日制高校と定時制高校の生徒数を合わせ、そのうち定時制の生徒の割合が高い順に各都道府県を順位化したものです。
(出典:文部科学省「令和3年度 学校基本調査」)
第2位:富山県(4.19%)
第2位は「富山県」でした。定時制高校の生徒割合は4.19%です。
全国の全日制と定時制に通う高校生のうち、定時制の生徒が占める割合は2.48%。富山県では全国平均よりも1.71ポイント高くなっています。
富山県では、「富山県立小矢部園芸高等学校」や「富山県立富山工業高等学校」「富山県立志貴野高等学校」など6校が定時制を設置しています。「富山県立新川みどり野高等学校」も定時制を設置する学校の1つで、3年以上の在籍や74単位以上の修得、特別活動への出席などの要件を満たすことで、卒業できる仕組みです。自分の進路や興味に応じた科目を選択して時間割を作成できる「単位制」を取っていることから、高校というよりは大学に近い形式となっています。
第1位:高知県(4.54%)
第1位は「高知県」でした。定時制高校の生徒割合は4.54%です。
高知県以外の四国地方の県では、定時制に通う生徒の割合は決して高くありません。定時制高校数を見ると、高知県は14校と四国のなかでは最も多くなっており、定時制高校へ通いやすい環境も突出している理由の1つかもしれません。
高知県において定時制を設置している高校のうち、「太平洋学園高等学校」は唯一の私立校です。同校では、登校しやすい時間帯や経済的な状況、卒業までの希望在籍期間などを踏まえて、担当教員が時間割作りをサポート。基本は1日4時間授業ですが、ライフスタイルに合わせて1日2時間から6時間まで増減できるなど、学生に寄り添った学習支援が行われています。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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