武田鉄矢さん・中牟田俊男さん・千葉和臣さんの3人で結成されたフォークグループ・海援隊。1972年にアルバム「海援隊が行く」でデビューしました。海援隊の楽曲といえば、柔らかなフォークのメロディーと繊細な歌詞が魅力ですよね。

　ねとらぼ調査隊では、2022年5月11日から5月18日の間「海援隊のシングル曲で好きな曲はなに？」というアンケートを実施しました。

　今回のアンケートでは、計441票のご投票をいただきました。ご投票ありがとうございます！　それでは結果を見ていきましょう。

第2位：人として

　第2位は、1980年にリリースされた18枚目のシングル「人として」でした。「3年B組金八先生」第2シリーズの主題歌として使用された楽曲です。第2シリーズは、当時の社会問題であった「非行」「校内暴力」に真正面からぶつかった作品で、特に「腐ったミカンの方程式」は社会に大きな衝撃を与えました。

　そんな第2シリーズを飾る「人として」は、爽やかなメロディーラインに乗せた歌詞が魅力。愚かな自分という「人間らしさ」をそのまま受け止め、肯定するようなメッセージが込められています。この楽曲で学生時代を思い出すという人も多いのではないでしょうか。

第1位：思えば遠くへ来たもんだ

　第1位は、1978年にリリースされた12枚目のシングル曲「思えば遠くへ来たもんだ」でした。哀愁を帯びた笛の音色が、故郷での思い出を懐かしむ歌詞と見事にマッチた楽曲。武田さんいわく、元々この楽曲は国鉄のキャンペーンのために作られたが、落選してしまったのだそうです。

　しかしリリースから2年後の1980年、武田さん主演の映画「思えば遠くへ来たもんだ」の主題歌となり、1981年には古谷一行さん主演のテレビドラマ「思えば遠くへ来たもんだ」「続・思えば遠くへ来たもんだ」が放送されました。楽曲のストーリー性がいかに素晴らしいかを物語っていますよね。

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