バーボン・ウイスキーやライ・ウイスキーなど、原料や製法、産地によってさまざまな種類がある「アメリカンウイスキー」。価格帯や味わいもさまざまで、こだわりをもちながら楽しんでいる人も多いでしょう。
そこで今回は、2022年の第4回「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」で、最高金賞に次ぐ金賞を受賞したアメリカンウイスキー15本を紹介。まずは、そのうちの2本をピックアップして紹介します。
(出典:東京ウイスキー&スピリッツコンペティション「TWSC2022結果速報」)
ワイルドターキー 8年
ワイルドターキーといえば、バーボンを代表する銘柄の1つ。「ワイルドターキー」という名は、1940年に蒸留所オーナーのトーマス・マッカーシーが、七面鳥のハンティングで仲間たちにバーボンを振る舞ったことにちなんでいます。
そんなワイルドターキーには多くのラインアップがありますが、8年熟成は最もベーシックかつフラッグシップとなっている1本。 アルコール度数は50%と高めであるものの、力強さと繊細さを兼ね備えています。またアメリカンウイスキーの特徴である、内側を強く焦がしたオーク樽由来の深い琥珀色も大きな魅力。日本では200ml・700ml・1000mlの3種類が販売されています。
アンクルニアレスト 1856 プレミアムウイスキー
アンクルニアレストは、バーボンの中でもテネシー州でつくられる「テネシーウイスキー」の銘柄の1つ。テネシーウイスキーの特徴として、サトウカエデの木炭でろ過をする「メロウイング」が挙げられますが、アンクルニアレストはこの工程を3回行うことで知られています。
日本で販売されているアンクルニアレストは、「1884 スモールバッチウイスキー」と「1856 プレミアムウイスキー」の2種類。今回のTWSCでは、そのどちらもが金賞に選ばれています。8~14年熟成の樽をブレンドした「1856 プレミアムウイスキー」は、黄金の色合いも混じった深いカラメル色が目を引きます。スパイシーで乾いた口当たりと立ち上がりに続き、メイプルの香りと深い甘みがパッと広がり、両者が豊かな後味として混ざり合って長く残ります。
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