老舗から新たに生まれた名店まで、都内には数多く「そば店」が存在します。今回はそんな「東京でおすすめのそば店」について、アンケートサイト「ボイスノート」協力のもと、都内在住者を対象にアンケート調査を実施しました。

　多くの人がおすすめする東京のそば店はどこだったのでしょうか。選ばれた14のそば店の中から、まずは2店をピックアップして紹介します。

総本家 更科堀井

　創業1789年、230年以上の歴史を誇る「総本家 更科堀井」。創業時から麻布にある有名店で、連日多くのお客さんが老舗の味を求めて通っています。

　皇后や宮家などにも出前を届けていたという由緒正しいそば店として知られていましたが、1941年に廃業に追い込まれてしまいます。その後、1984年に8代目の堀井良造さんが麻布十番商店街に「総本家更科堀井」を新たに開店。現在も続く人気店となっています。

　メニューは、そばの実の芯の部分だけを使った真っ白な「さらしなそば」や、その「さらしなそば」によもぎや柚子といった季節の旬の食材を混ぜ色鮮やかにした「季節の変わりそば」などがあります。

かんだやぶそば

　神田にある1880年に創業した「かんだやぶそば」は、老舗ならではのそばを食べられる名店として人気です。2階にはコース料理専用の個室もあるので、ゆったりと落ち着いて伝統ある味を楽しむことができます。

　そばは、そば粉10、小麦粉1の割合で作られ、主に長野県や北海道の厳選した最上級粉を使用しています。つゆは昆布と鰹節だしのこくがある辛口タイプ。そばのメニューが豊富で「じゅんさいそば」「冷やし茄子そば」など、その季節の旬の食材を使った品もいただけます。また天ぷらもおいしく、その時々の季節の素材を生かしたメニューを楽しむことができます。

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