「ワイナリー」が多い都道府県ランキング! 1位は山梨県【2021年調査】
ワインを醸造・製造すると共に、観光地としてもにぎわうワイナリー。日本各地に開設されており、都市部などでも小規模な醸造所が開設されていることがあります。国税庁の発表によると、2021年の全国のワイナリー数は413軒でした。
本記事では、国税庁が発表した「酒類製造業及び酒類卸売業の概況」のうちの「ワイン製造業」のデータをもとに、ワイナリーが多い都道府県をランキング形式で紹介します。まずは上位から見ていきましょう。
(出典:国税庁 酒類製造業及び酒類卸売業の概況)
第2位:長野県(62軒)
第2位は長野県。2021年のワイナリー数は62軒でした。長野県は、標高の高い山脈に囲まれた盆地が多く、降水量が少なく水はけも良いため、ワイン用ブドウの栽培に適した地域です。また、同じ県内でも地域によって農地の特性が異なるため、地域ごとに異なる魅力を持ったワインを楽しめます。
たとえば、上水内郡飯綱町にある「サンクゼール・ワイナリー」は、見晴らしが良く美しい丘の上に10ヘクタールの農地を持ち、田園の豊かな恵みと上質な時間を提供することをコンセプトとしています。フラッグシップのシャルドネは力強さと酸味の骨格を持つワインで、仏ブルゴーニュのコンクール「Chardonnay du monde」で受賞歴があります。
そのほか、中野市にある「たかやしろファーム&ワイナリー」、小諸市にある「マンズワイン小諸ワイナリー」など、上質なワインを味わえるワイナリーが数多くあります。
第1位:山梨県(92軒)
第1位は山梨県。2021年のワイナリー数は92軒でした。山梨県の甲府盆地は、降水量が少なく寒暖差が大きいことから、ワイン造りにうってつけの地域。長い歴史を持つワイナリーや、全国的にも有名なワイナリーが多く見られます。
たとえば甲州市勝沼町にある「グレイスワイン」は、1923年創業の、海外でもその味が高く評価されているワイナリーです。甲州というブドウ品種の栽培に特に力を入れており、地区や畑によって魅力の異なる甲州を造り上げています。
そのほか、県内最大の生産量を誇る「マンズワイン勝沼ワイナリー」、ワインビネガーの製造も手がける「ダイヤモンド酒造」なども、山梨県を代表するワイナリーとして有名です。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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