携帯型ゲーム機の草分け的存在といえば、やはり「ゲームボーイ」でしょう。1989年に任天堂から発売され、据え置き機とは対照的に“どこでも遊べる”という機能を持ったゲーム機として世界中に普及したハードです。

　画面はモノクロ表示で電源も乾電池式。現在の携帯型ゲーム機と比較すると発展途上な要素は多いものの、同時期に普及していた「ファミリーコンピュータ」とは違う携帯機ならではの魅力的なソフトが多数誕生し、その後「ゲームボーイアドバンス」や「ニンテンドーDS」につながる道を切り開きました。

解説

　「ゲームボーイ」を語る上で欠かせないソフトといえば、何といっても「ポケットモンスター 赤・緑」。さまざまなポケモンを捕まえ、育ててバトルさせるという基本的な要素はこの時点で確立されており、当時の小学生を中心に大ブームを巻き起こしました。その後、シリーズ化、アニメ化など幅広いメディアで展開され、世界的なコンテンツとなったのは「ゲームボーイ」があったからこそと言えるでしょう。

　「星のカービィ」も「ゲームボーイ」を代表するソフト。敵の能力をコピーするという現在では当たり前の能力も当時は存在せず、吸い込んで吐き出すを基本としたアクションゲームでした。また、「ドラゴンクエスト」シリーズのスピンオフとなる「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド」も、魅力的なモンスター、育成要素、バトル要素に加え、モンスターを掛け合わせより強力なモンスターを作るシステム「モンスター配合」で子どもたちを夢中にさせた名作ソフトです。

　現在のゲームシリーズにも影響を与えた「ゲームボーイ」のソフトたち。あなたが好きなのはどのソフトですか？

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