「高校生の英語力」が高い都道府県ランキング! 1位は福井県【2021年調査】
グローバル化が進む中、学生のうちに英語力を身につけることは、日本の国際競争力を高める上でも大切な課題です。今回は、2021年の調査を参考に「高校生の英語力が高い都道府県ランキング」紹介します。果たして、高校3年生の英語力が高いのは、どの都道府県でしょうか? さっそく上位の結果をみていきましょう。
※ランキングは、公立高校に通う3年生に占める、CEFR A2レベル(英検準2級相当)以上の英語力を有すると思われる生徒の割合を順位化したものです。
(出典:文部科学省「令和3年度「英語教育実施状況調査」の結果について」)
第2位:富山県(59.3%)
第2位は富山県です。CEFR A2(英検準2級)レベル相当以上の英語力を有すると思われる生徒の割合は全体の59.3%を占める形になり、堂々の2位にランクインしました。
富山県では、富山県教育委員会が「英語教育改善プラン」を策定するなど、英語力の強化に力を入れています。富山県で初めてスーパー・サイエンス・ハイスクールに指定された県立富山高校では、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響を受ける前の2019年までは、高校1年生と2年生を対象としたアメリカ研修を行っていました。
また、県内で唯一「英語コース」を設置している県立福岡高校では、英語でのコミュニケーション能力を高める教育を実施しています。授業や英語セミナー、講演会などを通し、外国人と会話する機会をもうけているのが特徴です。
第1位:福井県(59.6%)
第1位は福井県でした。福井県は、英語能力に外部の試験を受けたことのある生徒が76.9%と、秋田県(98.4%)、京都府(77.5%)に次いで第3位でした。
福井県内には外国語教育に注力している県立高校がいくつかあり、例えば県立足羽高等学校の国際科・英語コースでは高校1年生のうちから週あたり9時間の授業時数を確保。福井県高等学校英作文コンテストや英語弁論大会でも優秀な成績をおさめています。
県立武生東高校は学際フロンティア学科と国際科を設置。学際フロンティア学科には「グローバルコース(国際交流)」など3つのコースが設けられており、志望や適性に合わせて2年次から選択できるようになっています。国際科では、生徒が外国語活動の支援のために近隣の小学校へ訪問することもあります。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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