リクルートが運営する「リクルート進学総研」は、高校生の大学選びの動向を明らかにするために進学ブランド力調査を実施。2023年3月に卒業予定の高校3年生を対象として、アンケートを集計しています。

　今回は東海エリアの高校生に大学のイメージを聞いた中で、「就職に有利である」のイメージ項目が高かった大学をランキング化し紹介します。

（出典：「調査2022」リクルート進学総研調べ）

第2位：名古屋大学

　第2位には「名古屋大学」がランクイン。1939年に創設された「名古屋帝国大学」を前身とする国立大学です。創設当初は医学部と理工学部を設置しており、1942年には理工学部が理学部と工学部に分離しました。その後、1949年にいくつかの学校を包括したうえで教育学部を増設し、新制名古屋大学が誕生。2004年には国立大学法人名古屋大学が設置する大学となり、現在の体制となっています。

　比較的歴史の新しい国立大学であることもあってか、若い研究者が多く集まる自由闊達な学風で知られています。また、ノーベル化学賞受賞者の野依良治さんが教授を務めたほか、卒業生としてはノーベル物理学賞受賞者の小林誠さんなども輩出。東海地方では、さまざまな研究に力を入れている大学として注目を集めています。

第1位：東京大学

　第1位は「東京大学」となりました。1877年に創立された日本で最も歴史のある国立大学で、合格することが難しいことで知られています。全国から優秀な学生が集まり、世界水準の学術や研究を提供。

　「リベラル・アーツ教育」が有名で、前期課程となる2年間を教養学部で学び広く基礎的な勉強を行います。その後、3年生からは後期課程として、専門的な分野を学べることでより実践的な人材育成を行います。大学のキャリアサポート室ではオンラインを活用して就職に関するサポートを幅広く行い、学生たちの要望に合わせた情報を提供しています。

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