リクルート進学総研は、高校生の大学選び動向を明らかにするため「進学ブランド力調査」を実施し、調査結果を発表しました。 全国には多くの大学がある中で、受験生たちからはどのような評価を受けているのか気になるところです。

　本記事では関西エリアの高校生に大学のイメージを聞いた中で、「親しみやすい」のイメージ項目が高かった大学をランキング化し紹介します。

（出典元：リクルート進学総研「進学ブランド力調査2022」）

第2位：関西大学

　第2位は「関西大学」でした。1886年に創立された私立大学で、掲げているミッションは「学の実化（がくのじつげ）」。世の中に役立つ生きた学問を理論と実践の両面から教育することで、世界に貢献できる知的リーダーの育成を目指しています。

　1958年の工学部設置をきっかけに文理双方の学部を持つ総合大学となり、現在では13学部、約3万人の学生を擁するマンモス大学になりました。

　そんな関西大学は近年、更なる志願者数増加に向け、学長自ら高校訪問を実施。大学紹介や、教育に関するメッセージを学長から直接聞けることは高校生にとってうれしく、親しみやすさを感じる大きな一因となっているのではないでしょうか。

第1位：近畿大学

　第1位は「近畿大学」でした。1925年創立の「大阪専門学校」と、1943年創立の「大阪理工科大学」を母体として、1949年に設立された私立大学。“近大（きんだい）”の愛称で親しまれています。国内の私立大学の中でもマンモス大学として知られ、短期大学を含め約3万3400人もの学生が在籍しています。

　教育の目的を「人に愛される人 信頼される人 尊敬される人を育成することにある。」と定め、すべての学部で「実学教育」を実践。昨今のグローバル社会を引っ張っていく人材の育成を目指しています。

　そんな近畿大学は、世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功した“近大マグロ”や、OBであり総合エンターテインメントプロデューサーである「つんく♂」さんプロデュースの入学式などで有名です。このような、大学の常識を打ち破る取り組みにはエネルギッシュさを感じますよね。また、オープンキャンパスには特に力を入れており、高校生にマンツーマンで学内を案内することも。こういったイベントも、親しみやすいイメージの獲得に繋がっているのかもしれません。

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