電車内でマスクせず咳をして非常通報ボタン「過敏になりすぎ」「非常通報ボタン押すのはダメ」などの声

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 2月19日、福岡市営地下鉄七隈線で他の乗客がマスクを着用せずに咳をしていたという理由から非常通報ボタンが押され、乗客間でトラブルが発生していたことが分かりました。

 実際にトラブルが発生したのは2月18日20時ごろ。「咳をしているのにマスクをしていない人がいる」と通報を受けた乗務員は最寄り駅で停車し、駅員が咳をしていた男性と通報者をおろして話を聞きました。その後、両者とも和解したようです。

 2月19日にはこのトラブルに関連する記事が公開され、ネット上で多くの反応を集めるとともに、2月20日にはTwitterトレンド入りを果たしました。

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ネットではネガティブな反応が多数

 SNS分析ツールで「非常通報ボタン」を解析してみると、ポジティブな反応が8.3%、ネガティブは反応が91.7%と分類されました。ネガティブな反応としては「そんな理由で非常通報ボタンを押さないでほしい」といった意見が大多数でした。

 非常通報ボタンに関連する記事が20日に公開され、ピークとなる12時には800件を超えるツイートが投稿されました。

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非常通報ボタンを押したことに「敏感になりすぎ」との声

 ネガティブな反応を示したツイートの多くは、「咳を理由に非常通報ボタンを押さないでほしい」といった声です。

 新型コロナウイルスの流行もあり、神経質になってしまうのも仕方ありませんが、今回のトラブルにおいては「過敏になりすぎ」といった意見が多くを占めています。

 また、マスクの供給が不足していることや、時期的に花粉症が流行していることからも、非常通報ボタンを押すほどのことではないといった意見が寄せられています。

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2月20日には九州で初の新型コロナウイルス感染者が

 トラブルの後日となる2月20日には、福岡市内に住む60代の男性が新型コロナウイルス(COVID-19)に感染していると発表されました。九州で新型コロナウイルスの感染者が発表されたのは今回が初です。

 このことで新型コロナウイルスへの警戒心が高まっているのか、この時期にマスクを着用せずに電車で咳をする乗客がいることに対して「気持ちは分かる」「自分が現場にいたらと考えると……」など、咳やくしゃみで唾液などの飛沫を飛ばさない「咳エチケット」を求める意見も見られました。

調査概要

調査期間2020年2月20日
調査対象Twitter
調査件数3258 件(10%サンプリング)
調査キーワード非常通報ボタン
調査方法対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正

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