チャンバラなどのアクションを楽しめる作品から、人情味あふれる人間模様を描いたものまで、さまざまな作品が作られてきた「時代劇」。代表的なところではNHKの「大河ドラマ」が長年親しまれていますが、他にも個性的で面白い時代劇ドラマはたくさんあります。

　そこでねとらぼ調査隊では、2022年8月28日から9月4日まで「『大河ドラマ以外の時代劇』で好きなドラマは？」というアンケートを実施していました。

　今回のアンケートでは447票の投票をいただきました。一体どの作品が人気を集めたのでしょうか？　早速、結果を見てみましょう。

第2位：鬼平犯科帳

　第2位は「鬼平犯科帳」。池波正太郎さんの同名小説を原作とするシリーズで、江戸の町で放火や強盗などを取り締まる火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵の活躍が描かれています。その厳しさから「鬼の平蔵（鬼平）」と悪党たちから恐れられている平蔵ですが、悪の中に善を見出して時には更生させるなど、単純な勧善懲悪ものではないところも魅力のひとつです。

　これまでテレビドラマでは、初代・松本白鸚さん（当時は8代目・松本幸四郎さん）や丹波哲郎さん、萬屋錦之介さんといった、そうそうたる顔ぶれが鬼平を演じています。特に2代目・中村吉右衛門さんによるシリーズは、28年間にわたる長寿シリーズとして親しまれました。2024年には、10代目・松本幸四郎さんを主演に据え、新たなシリーズが公開されることが決定しています。

第1位：必殺シリーズ

　第1位は「必殺シリーズ」でした。さまざまな事情で虐げられた弱者たちの恨みを晴らすべく、一般市民として生きながらも殺しを金で請け負うという「裏の仕事」を遂行していく者たちの活躍と生きざまを描く作品です。「必殺仕掛人」から始まったこのシリーズは、主要メンバーを変えながらも多数の作品が制作されました。

　特に藤田まことさん演じる中村主水を主役に据えた「必殺仕事人」は、必殺シリーズの看板タイトルとしてもおなじみ。その後も同じタイトルを冠する作品が複数制作されました。個性豊かな殺し屋たちとその華麗な殺し技、また斬新な演出・設定など、いずれも作品もさまざまな魅力にあふれていますよね。

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