「Fate/Grand Order（FGO）」はTYPE-MOONの手掛ける「Fate」シリーズの1つとして制作されたスマートフォン向けゲーム。2015年7月のリリース以来、ダウンロード数は2200万を突破しており、いまなお多くの人にプレイされている大人気作品です。メディアミックス展開も積極的に行われており、2019年にはテレビアニメ、2020年には映画が公開されました。

　焼却された人理を修復するため、特異点で聖杯をめぐる冒険と戦いを繰り広げた第1部は、2016年12月にメインストーリーが完結。いくつもの出会いと別れを繰り返しながら至った終局は、多くの人に感動をもたらしたでしょう。

　そこで今回、ねとらぼ調査隊では「あなたが一番好きなFGO第1部のメインストーリーはなに？」というアンケートを実施します。最も印象に残っているストーリーに、ぜひ投票をお願いします。

　それでは早速、各ストーリーの紹介をしていきます。

特異点F 炎上汚染都市 冬木

　カルデアでの爆発事故に巻き込まれた主人公たちが、最初に飛ばされた特異点「炎上汚染都市 冬木」で繰り広げられたストーリーです。

　冬木は「Fate」シリーズの原点である「Fate/stay night」の舞台。炎と廃墟しかなくなったそこでは、正気を失ったサーヴァントたちが聖杯戦争を行っていました。ストーリー上重要な存在となるマシュ・キリエライトや、キャスターとして召喚されたクー・フーリンの力を借りながら進んだ先で起きた展開には、息を飲んだ人も多いのではないでしょうか。

第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン

　人理焼却が行われた後、初めて降り立った特異点・フランスで「竜の魔女」をめぐる戦いが繰り広げられたのが「邪竜百年戦争 オルレアン」です。副題は「救国の聖処女」。

　1431年の百年戦争中のフランスが舞台の本章では、ワイバーンや邪竜とそれを操る敵側のサーヴァントとの戦いがメイン。竜に対抗するべく、「竜殺し」の特性を持つ味方を探すことから旅が始まりました。マリー・アントワネット、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、そしてジャンヌ・ダルクなどのサーヴァントが「竜の魔女」との戦いに力を貸してくれます。

第二特異点 永続狂気帝国 セプテム

　2つ目の特異点は、西暦60年の古代ローマ帝国を舞台とした「永続狂気帝国 セプテム」です。副題は「薔薇の皇帝」。

　西暦60年の古代ローマ帝国にレイシフトした主人公たちは、ブーディカやスパルタクス、荊軻といったサーヴァントに加え、皇帝としてローマを統治するのネロ・クラウディウスと共に戦います。また、敵としては「連合ローマ帝国」を自称する、歴代のローマ皇帝たちが立ちはだかりました。

第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス

　3つ目の特異点は、大海原を船で駆け巡り戦う「封鎖終局四海 オケアノス」です。副題は「嵐の航海者」。

　西暦1573年の大海原が舞台のこのシナリオは、主人公たちがレイシフトをした時点でフランシス・ドレイクが海神ポセイドンを倒し、聖杯を奪取していたという驚きの展開からスタートします。ギリシャ神話で有名なオリオンやアタランテといった味方たちと一緒に、主人公は文字通り体を張って人理修復に臨みました。

第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン

　4つ目の特異点は、西暦1888年の産業革命時代が舞台の「死界魔霧都市 ロンドン」です。副題は「ロンディニウムの騎士」。

　円卓の騎士の一人でアーサー王に叛逆したモードレッドが心強い味方として登場。また、「Fate/stay night」の登場人物が若き日の姿で敵として立ちはだかったことや、人理焼却を企てた黒幕が初めてその姿を見せたことでも話題になりました。

第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム

　5つ目の特異点は西暦1783年、北アメリカが舞台となった「北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム」です。副題は「鋼鉄の白衣」。

　北アメリカを舞台にケルト軍と合衆国軍が戦いを繰り広げる中、主人公はクリミアの天使と呼ばれているフローレンス・ナイチンゲールたちと共に、異様な「東西戦争」を終わらせるべく奮闘します。特に多くのサーヴァントとの別れが続くシナリオだったため、印象に残っているという人も多いのではないでしょうか。

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

　6つ目の特異点は、西暦1273年の中東砂漠地帯を舞台とした「神聖円卓領域 キャメロット」です。副題は「輝けるアガートラム」。

　カルデアに常駐しサポート役に徹していたレオナルド・ダ・ヴィンチや「ルキウス」を名乗る銀色の腕を持った青年と共に、三つ巴の戦場を駆け抜けていきます。ストーリー上のターニングポイントでもあるためか、これまでのシナリオと比べるとかなり手ごわい敵が登場することでも知られています。2017年には舞台化し、2020年にはアニメ映画が公開されました。

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

　7つ目の特異点は、神々が実在し活動をしていた紀元前2655年の古代メソポタミアを舞台とした「絶対魔獣戦線 バビロニア」です。副題は「天の鎖」。

　賢王ギルガメッシュと「三女神同盟」が争うウルクで冒険を行います。これまで名前だけは出ていたマーリンや、神霊級のサーヴァントの登場など、物語終盤にふさわしいスケールのシナリオです。また、人々との温かい交流が描かれる一方、それを強大な敵に蹂躙される絶望的な展開も印象的でした。2019年1月には舞台化、2019年10月にはテレビアニメも放映されました。

終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン

　第1部最後の特異点は、「冠位時間神殿 ソロモン」です。副題は「極天の流星雨」。

　すべての特異点修正を行った主人公たちが、人理焼却の黒幕が待つ玉座で迎えた最終決戦。これまでの特異点で出会ってきたサーヴァントが敵・味方ともにすべて登場し、メインシナリオ初のレイドバトルが行われるなど、正に総力戦となりました。そして、悲しい別れはあったものの、晴れやかに物語は幕を閉じます。2020年10月には舞台化、また時期は未定ですがアニメ制作が決定していることも告知されています。

　以上が第1部メインストーリーです。全9つのシナリオの中から、あなたが一番好きなストーリーに投票をお願いします！

アンケート