医師になるための登竜門となる「医学部医学科」。日本には東京大学をはじめ、京都府立医科大学、慶應義塾大学など、国公私立を問わず、さまざまな大学が設置しています。

　そこで今回は文部科学省のデータをもとに、「医学部医学科の合格率が高い私立大学ランキング」を紹介します。

（出典：文部科学省「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る調査について」）

第2位：東京女子医科大学（19％）

　第2位は「東京女子医科大学」でした。受験者700人に対し、133人が合格しており、その合格率は19％となっています。

　東京女子医科大学は、女性医師の吉岡彌生によって1900年に創設された「東京女医学校」を前身とする、歴史ある私立大学です。「医学の蘊奥（うんおう）を究め兼ねて人格を陶冶し社会に貢献する女性医人を育成する」を建学の精神に掲げ、基礎医学から臨床医学までさまざまな教室や科目を開講。2022年5月時点では医学部医学科で671人の学生が学んでおり、キャンパスは新宿区河田町に立地しています。

第1位：東北医科薬科大学（20.5％）

　第1位は「東北医科薬科大学」でした。受験者1760人に対し、361人が合格しており、その合格率は20.5％となっています。男性と女性の合格率はそれぞれ20.6%と20.4%です。

　東北医科薬科大学は、宮城県仙台市青葉区に本部を置く私立大学です。1939年設立の「東北薬学専門学校」を前身としており、2016年に幅広い診療能力を持った医師を育成するため日本では37年ぶりに医学部を新設。医学部開設とともに、「東北薬科大学」から現在の「東北医科薬科大学」へと名称変更を行いました。 2022年5月時点では、603人の学生が医学部医学科に所属しています。

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