「女子高生キムチ」とは 建設会社女社長の挑戦:ねとらぼ
パッケージに女子高生を描いた「女子高生キムチ」を、広島県の建設会社がこの4月から製造・販売している。異業種参入に生き残りをかける女社長に話を聞いた。
広島県庄原市の建設会社・北備建設がこの4月、キムチの製造・販売に乗り出した。畑違いの業種への新規参入。試行錯誤の末に生まれたのが、女子高生をパッケージに描いた「女子高生キムチ」だ。広島県内のスーパーや、Webサイトで販売し、話題になっている。
女子高生キムチは、庄原市産のりんごと水、大根と、国産の白菜を使ったキムチだ。パッケージには、庄原市出身で「君のいる町」(週刊少年マガジン連載)などで知られる漫画家・瀬尾公治さんが描いた、制服の女子高生の体操座り姿が描かれている。
建設会社がなぜ突然、キムチ事業に参入したのだろうか。松森悦子社長は、「当社の事業の中心だった公共工事が減ってきており、何とか異業種に参入しないと、とここ数年考え続けていた」と話す。
どんな事業にしようか悩んでいた時、建設関連の仕事で知り合った韓国人から、「キムチが最近、日本でも人気だから、キムチを作ってみては」と声を掛けられたという。キムチの製造販売は、建設業とはあまりに遠い。当初は「さすがに無理」と思ったそうだ。
だが、その後1年間、毎月韓国に渡ってキムチ教室に参加したり、キムチについて勉強していくうちに楽しくなり、「とりあえずやってみよう」と思い始めたという。庄原市内にあった精密機械工場をキムチ工場に改造し、4月から生産を始めた。
女子高生というネーミング 「突然降りてきた」
なぜキムチが「女子高生」なのだろうか。「もともと、激辛・普通・甘めの3種類のキムチを出すつもりで、激辛は『頑固オヤジキムチ』、甘めは『おぼっちゃまキムチ』と決まったが、普通は何にすればいいか分からなかった」と松森社長は振り返る。
そんなとき、「女子高生」という名が「突然降りてきた」。「いいかも、と思って女子高生に決めました」。女子高生キムチのWebサイトの説明文には「唐辛子のカプサイシンとコラーゲンで、女子高生のようなプルプルお肌を目指しましょう」と、女子高生とキムチを絡めた説明が書かれている。
パッケージデザインは、キムチ工場のある庄原市高野町出身の瀬尾さんに「ダメモトで」依頼したところ、快く引き受けてくれたという。
女子高生キムチのラインアップは、300グラム入り5個パックが2000円、刻みキムチ500グラム入りが1000円など。ネーミングの奇抜さとイラストのかわいらしさで話題となり、地元テレビなどメディアで次々に取り上げられた。4月の発売からこれまでに1万個以上売れたという。
だが松森社長の目標は「1日2000〜3000個」と高い。近く、まったく違ったコンセプトの商品を出す予定もあるそうで、アイデアはまだまだ尽きていないようだ。
ちなみに「頑固オヤジキムチ」と「おぼっちゃまキムチ」は未発売。激辛キムチは、頑固オヤジではなく「広島カープ激烈キムチ」という名で、広島カープのマスコットキャラ「カープ坊や」をデザインしたパッケージで販売している。
関連記事
- 「萌えっ子フリー切符」で北海道「ふさふさ街道」バス乗り放題
北海道北部の路線バスが乗り放題になる「萌えっ子フリー切符」が登場。萌えキャラをあしらったのは「担当者の趣味」という。 - 今度はイケメン武将米 新潟コシヒカリに「直江兼継パッケージ」
米袋に美少女キャラクターを描いた「あきたこまち」が昨年話題になったが、今度は米袋にイケメン武将イラストを描いた「こしひかり」がお目見えした。 - 「ニコ動」ドワンゴ会長、MADやビジネスの現実論をブログで語る
「ニコニコ動画」を運営するドワンゴの川上会長が、はてなにブログを開設。率直で現実的なビジネス論が注目を浴びている。 - ジャレコ社長、自らスレを立て2ちゃん降臨 自社製品は「クソゲー」
ゲームメーカー・ジャレコの加藤貴康社長が、2ちゃんねるに自らスレッドを立て降臨。自社製品を「クソゲー」と呼ぶなど、ねらーからの質問に率直に答えていた。 - 人気のヱヴァ携帯、オークションで転売も 公式ブログで「悲しい」
予約が殺到した“ヱヴァ携帯”がオークションで転売されていることについて、劇場版ヱヴァのスタッフが公式ブログで、「悲しい」と心境を述べている。 - 「ねとらぼ」バックナンバー
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
-
生後5日の赤ちゃん、7歳のお姉ちゃんから初めてミルクをもらうと…… 姉も驚きの反応がかわいい
-
9カ月の赤ちゃん、バスで外国人の女の子赤ちゃんと隣り合い…… 人生初のガールズトークに「これは通じあってますね!」「ベビ同士の会話、とろけます」
-
【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
-
「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
-
大谷翔平選手、ハワイに約26億円の別荘を購入 真美子夫人とデコピンとで過ごすかもしれないオフシーズンの拠点に「もうすぐ我が家となる場所」
-
「ケンタッキー」新アプリに不満殺到 「酷すぎる」「改悪」の声…… 運営元「大変ご迷惑をおかけした」と謝罪
-
「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
-
「ハーゲンダッツ硬すぎ!」と力を入れたら……! “目を疑う事態”になった1枚がパワー過ぎて約8万いいね
-
「そうはならんやろ」をそのまま再現!? 「ガンダムSEED FREEDOM」のズゴックを完全再現したガンプラがすごすぎる
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
- 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
- “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
- お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
- 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
- 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」