「マンガ大賞2013」ノミネート作品発表 ゲーム好き必読の「ハイスコアガール」が一押し!ねとらぼ知ったかぶり

90年代アーケードゲームとラブコメの素晴らしき融合「ハイスコアガール」を紹介します。

» 2013年01月25日 22時19分 公開
[黒木 貴啓,ITmedia]

 ねとらぼの人気記事をランキングでお届けする「ねとらぼ知ったかぶり」。トップは「お父さん作の超難関迷路」でした。ほかにも今週は「マンガ大賞2013」ノミネート作品が発表されましたね。今回はその中から、ゲーム好きな方にオススメの「ハイスコアガール」を紹介したいと思います。

 「ハイスコアガール」は90年代のゲームセンターを舞台にしたラブコメ漫画。主人公であるゲームだけが取り柄のダメ男子小学生が、ゲーセンで1人の強敵に惨敗するところから物語は始まります。相手はなんと同じクラスの成績優秀・お金持ちのお嬢様。唯一の得意分野で負けたくないと、主人公は対抗意識を燃やすように。2人がぶつかり合いながらも、ゲームを通じて少しずつ仲良くなっていく物語です。

画像 スクウェア・エニックス公式サイト「ハイスコアガール」

 「ハメ技」「片手プレイ」などの言葉が飛び交ったり、駄菓子屋のゲーム筺体が壊れていたりと、至る所で描かれるアーケードゲームの「あるある」が、読み手をノスタルジックな気持ちにします。

 「ゲーム×ラブコメ」もしっかり成立。女の子が壊れた筺体でゲームをクリアし、その投げ出さない姿勢に男の子が敬意を感じるなど、2人はゲームを通じてお互いを知っていきます。

 なんといっても胸に来るのは、ゲームキャラを使って主人公の背中を押す演出。主人公の心の中にストIIのガイルが現れて「お前の気持ちはそれだけか!?」と叱咤するなど、遊んできたゲームキャラの応援で、彼は自分の気持ちに正直になっていきます。ゲームと恋の相乗効果に、涙腺がK.O.です。

 同作は今のところ3巻まで発売中。1巻ごとに物語が一区切りつくので、まずは1巻だけでも読んでみてはどうでしょう。スクウェア・エニックス公式サイトでも試し読みができます。

 また90年代ゲームの懐かしさにどっぷり浸かりたい人は、作者・押切蓮介さんのコミックエッセイ「ピコピコゲーム少年TURBO」もオススメ。ハイスコアガールの前身作としても十分楽しめます。1〜2話が太田出版の無料漫画サイト「ぽこぽこ」で読めるので、こちらもどうぞ!

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